動労千葉 前夜決起集会に200人 スト貫徹・組織拡大へ決意

週刊『前進』02頁(2826号01面03)(2017/03/09)


動労千葉
 前夜決起集会に200人
 スト貫徹・組織拡大へ決意

(写真 ストに立つ運転職場の各支部代表が壇上に並びJRと徹底的に対決する意志を示した【3日 千葉市】)

 動労千葉は3月3日、千葉市内でスト貫徹!総決起集会を200人の結集で開き、万全のスト態勢を整えた。関道利副委員長が、3月4日の始業時から5日まで、全本線運転士延べ70人がストに突入すると宣言した。
 川崎昌浩書記長がJR東日本との交渉経過を報告し、基調を提起。「君津・木更津系統分離」と称して内房線と久留里線を切り捨てる今回のダイ改を許せば、やがては廃線につながると指摘した。また、JRが第2の分割・民営化に本格的に踏み込んできたことを明らかにし、今回のストを外注化粉砕、行路の緩和や各駅への乗務員用トイレの設置、定年延長と65歳まで働ける労働条件の確立などの課題と併せて闘うことを訴えた。さらに、3月中旬から4月にかけて、JR貨物とCTS(千葉鉄道サービス)を軸に春闘を闘う方針を明らかにし、全組合員が組織拡大へ総決起することを呼びかけた。
 大竹哲治副委員長がJR貨物との交渉経過を報告し、18年連続のベアゼロを狙う会社を弾劾、賃上げ実現にはJR総連・日本貨物鉄道労組の解体が必要だと強調した。
 千葉運転区、津田沼、銚子、佐倉、京葉、木更津の運転職場の各支部がスト貫徹の決意を表明。内房線切り捨て反対の2・4館山集会を成功させた木更津支部は、地域住民と団結して闘いを継続すると発言した。
 貨物職場の千葉機関区支部とCTS組合員が春闘後半戦に向けて、幕張支部と車両技術分科が外注化粉砕に向けて決意を表明。北嶋琢磨青年部長は「組織拡大は必ずできるという自信を全員が持つべきだ」と述べ、その先頭に立つと宣言した。
 集会をまとめた田中康宏委員長は、「われわれは分割・民営化と全力で闘ってきた。分割・民営化は全面的に破綻した。東労組の解体状況はこれと一体だ。このチャンスを生かし、組織拡大へ総決起しよう。敵が破綻している中での第2の分割・民営化攻撃との闘いは、労働者が団結を取り戻すチャンスになる」と訴えた。
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