第17期 党学校で

週刊『前進』04頁(2825号04面04)(2017/03/06)


第17期 党学校で


 第17期党学校第8回の講義と討論が行われました。今回のテーマは「朝鮮戦争の切迫と中国、求められる労働者国際連帯」です。受講生の感想を紹介します。(編集局)

農民・労働者へのスターリン主義の裏切りに怒り
 民間労働者

 今日ほど、もっと勉強しておけば......と思う授業はなかった。中国革命の議論はすごく重要で深いのに、知識不足でまったく理解できず、「もったいない!!」とくやしい気持ちになりました。
 中国革命に決起した農民、そこに自分の成すべきことを見出した労働者、朝鮮の人びと、多くの人民が夢と希望と期待を抱いた勝利の結果がスターリン主義による裏切りであったこと、その行きついた先の今の中国、東アジアの労働者人民を囲む情勢をしっかりととらえ、〝なぜ反スタか〟をもっともっと考え、理解を深めたい。
 講義がとてもわかりやすかったので、現在の米・中・日・韓の情勢もはっきりしました。グローバル資本と帝国主義は、おのれの支配が及ぶ範囲を奪い合うために戦争につき進むしかない。それを止めるのは労働者人民の国際連帯だ。北朝鮮の労働者人民ともつながり、世界革命へとまい進していきます。

中国―朝鮮の革命情勢に敵対する日本共産党倒せ
 青年労働者

 日本共産党は「朝鮮戦争はリアリティがない。それよりも南スーダン」としていますが(南スーダンのことも、われわれは注目すべきであろうが)、明らかに中国―朝鮮の革命情勢への敵対だと分かりました。
 また、右翼は「共産主義は怠け者が増えたからダメなんだ!!」と言いますが、実態は真逆であったことがあらためて分かりました。
 加えて、右翼(と日本共産党)は「レーニンの『国家と革命』がスターリン主義を招いた」と言っているらしいですが、レーニンはエンゲルスの『エルフルト綱領批判』を引用して、「労働者が主体的に決めるんだ!!」という旨を書いています。スターリン主義をマルクス、レーニンで批判しなければ、という考えが深まりました。
 さらに、今回の議論は、日共打倒を目指す私にとっても、きわめて重要でした。
 今回のレジュメ、「党学校通信」をしっかり読み、僕なりの「反スタ」の回答を持ちたいと考えます。

中国労働者階級獲得する理論と展望つかみたい
 首都圏学生

 中国の革命は世界革命に向けての大きなテーマだとつかみました。
 現在の韓国で進む民主労総が牽引(けんいん)する闘いと日本でのわれわれの闘いが一連なりになっている。その中でわれわれに中国で闘いを始めた鉄道労働者からメッセージが送られているのには気分が高揚します。
 中国の農民が決起した当時の闘いをわれわれがどう吸収したか、もっと知りたいと思います。同時に、中国労働者階級の獲得のためにも、スターリン主義の内容的批判と、それをのりこえる闘いと理論の展望と豊かさをもう一度つかみなおしたいと思います。

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