紹介 共産主義者191号 1917年ロシア革命を現代によみがえらせる特集第1弾
週刊『前進』04頁(2821号04面03)(2017/02/20)
紹介 共産主義者191号
1917年ロシア革命を現代によみがえらせる特集第1弾
今から100年前の1917年2月、ロシア革命(二月革命)がかちとられた。労働者階級の荒々しい闘いは、全世界に拡大し、労働者自己解放=人間解放というマルクス主義の思想と理論の実践として、ロシア革命が世界史に登場した。この歴史のもつ偉大さ・教訓は100年経過した現在においても色あせることはない。いや、韓国・民主労総ゼネストや米トランプ情勢下で闘うアメリカ 労働者階級の闘いが巻き起こる今だからこそ、その意義は現在的にますます輝きを増している。
前進社出版部は季刊『共産主義者』で「ロシア革命100周年特別企画」として、この冬号から特集を連載する。まず第1弾として、藤沢明彦同志による「1905年革命のロシア・プロレタリアート」を掲載。この1905年の革命は、1917年革命の〈総稽古〉としてかちとられた。この論考の最後には次のような結論が示されている。
「ロシア革命がヨーロッパのプロレタリア社会主義革命との結合を求めていたように、韓国革命も日米欧のプロレタリア革命との国際連帯を求めている。……とりわけ日本帝国主義を打倒する日本革命が決定的である」――この実践的問題意識が全編に貫かれている、今の私たちにとってとても重要な論考だ。
このロシア革命特集をふまえて、今号に掲載されている論文を紹介したい。巻頭は、新春活動者会議における木崎冴子同志の基調提起を掲載。民主労総ゼネストの意義を深め、日本におけるゼネスト・革命―国鉄決戦・動労総連合建設の方針を打ち出している。これと一体のものとして、「小池打倒の都議選決戦へ」と題する北島邦彦さんの特別報告を掲載している。
2011年「3・11」から6年目を迎える特集企画として2本の論文を掲載。
武元鉄同志によるカクマル批判の論文は、JR総連カクマルの裏切りの深まりと一体でカクマル中央派が次元を画する純然たるカルト集団と化し、カクマル両派打倒の絶好機が来ていることをこの上なく明確にしている。
160㌻で1000円(本体)です。3月闘争の大高揚をつくりだそう。