2017年日誌 1月31日~2月6日 米韓が同盟の重要性確認/辺野古海上工事に着手

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週刊『前進』04頁(2819号03面04)(2017/02/13)


2017年日誌 1月31日~2月6日
 米韓が同盟の重要性確認/辺野古海上工事に着手


米韓同盟の重要性確認 米国のマティス国防長官が、トランプ政権の閣僚として初の外遊先になる韓国に到着した。ファンギョアン首相(大統領権限代行)とキムグァンジン大統領府国家安保室長(閣僚級)と相次いで会談。
米韓同盟の重要性を確認し、米軍の高高度迎撃ミサイルシステム(サード)の韓国配備を早期に進めることで一致した。(2日)
格納容器内、推定530シーベルト 東京電力は、メルトダウン(炉心溶融)した福島第一原発2号機の原子炉格納容器内の放射線量が、推定で最大毎時530シーベルトに達すると明らかにした。人が近くにとどまれば数十秒で死亡する線量。東電は1月下旬から、圧力容器の直下を遠隔カメラで調査していた。(2日)
米新型警戒機が岩国に配備 米海軍の最新鋭のE2D早期警戒機が米軍岩国基地(山口県)に配備された。E2Dは米軍の新たな防空システムの要で、イージス艦のミサイルを誘導し、より遠くにある目標物を狙えるようになる。(2日)
「尖閣、日米安保を適用」 安倍晋三首相は、トランプ米政権の閣僚として初来日したマティス国防長官と首相官邸で会談した。日米同盟を強化する方針で一致するとともに、釣魚島(尖閣列島)については、日米安保条約が適用され、米国の「防衛」義務があることなどを確認。(3日)
軍民両用研究、政策具体化 政府の総合科学技術・イノベーション会議(議長・安倍首相)が民生分野の科学研究を軍事技術の推進につなげる具体策の検討を始めた。(3日)
韓国の大統領府が強制捜査を拒否 韓国大統領府は、パククネ大統領を巡る疑惑を捜査している特別検察官の捜査チームによる強制捜査を拒否した。(3日)
中国、米射程のミサイル実験 複数の核弾頭を搭載でき、米国を射程に含むとされる中国の新型大陸間弾道ミサイル「東風5C」の発射実験について、中国国防省が国内メディアの取材に答え、実施を認めた。(3日)
イランへの制裁、米が追加発動 イランの弾道ミサイル発射実験を受け、米財務省はイランへの追加の経済制裁を発表した。制裁は、イランが1月29日に北部セムナンの軍事施設から中距離弾道ミサイルを発射したことに対して出された。(3日)
マティス、中国とイランを批判 マティス米国防長官は稲田朋美防衛相との共同記者会見で、中国の南中国海での活動を「挑発的行為」と断定し、強く批判した。また、イランを「世界で唯一最大のテロリスト支援国家」と呼び強く批判。イランの革命防衛隊は同日、ミサイル発射実験を含む軍事演習を始めたとする声明を出した。両国間の緊張が高まっている。(4日)
辺野古、海上工事に着手 沖縄県名護市辺野古の新基地建設をめぐり、政府は辺野古沿岸部の大浦湾でコンクリートブロックを投入するための作業を始めた。辺野古新基地建設で海上での工事が始まるのは初めて。(6日)

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