団結ひろば 投稿コーナー
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中四国革共同集会で革命が明確になった
広島 芦田礼子
1月15日、広島は久々の大雪で、スノーブーツを履いて中四国革共同集会に参加しました。
①「韓国ゼネストの記録」、②「1917年2月革命から10月革命へ」の上映会があり、最初から心がわきました。ロシア革命から100年、『前進』新年号にも「ロシア革命勝利の機関紙活動に学ぶ」が載っていて、とてもおもしろく、正月休みでもあり、2回読んだところでした。実は②は、婦民の旗開きの時に見たので理解が深まりました。
帰ってから、ロシア革命の講演のレジュメを読んでみました。「革命」と言っても、いったいどのような世の中をつくるのか、ばくぜんとしてわからなかったのですが、「4月テーゼ」がどういう役割を果たしたのかが初めてわかりました。
その時々で、問われていることをレーニンが打ち出していったこと、「4月テーゼ」で権力奪取を呼びかけ、勝利したこと。それには、労働組合の組織化が大きな力を果たしたこと、そのために機関紙が大きな役割を果たしたこと。そして、レーニンが「革命の準備はできている」と言った時、メンシェビキが笑ったけど、その後、本当に革命が起きたことなど、非常に印象に残りました。私たちが、どういう目的で、何のために、今何をなすべきかが明確になった思いでした。
集会では、発言者が自由にのびのびとしていて、最後まで楽しく参加することができました。以前は、「『前進』をきちんと読んでいるインテリの集まり」で、発言は決まったようなことを皆が言うので、だんだん疲れてくる感じでしたが、今回はまったくそんなことはありませんでした。特に、司会の若い女性が生き生きとしていて、心強かったです。
『序局』に現場の力、事実の重さを感じる
東京 村雨省吾
最新号の『序局』は見どころがいっぱいです。私のイチ押し企画は佐藤幸子さんと布施医師の対談です。福島発の署名運動にあたっての背景、決断と熱意があふれています。甲状腺エコー検査の縮小と住宅追い出しはひとつのものであり、福島県当局が相手なのだということがシンプルに伝わってきます。「避難」という2文字では表せない福島の人びとの苦悩と怒りが文字の中で浮かび上がってきます。
また、「やまゆり園」で36年間働き労働組合でも活動された実績のある太田顕さんのインタビューも衝撃的な中身でした。これまでやまゆり園事件の論説や分析などが色々な媒体で掲載されていましたが、ここまで「ストン」と落ちるものは初めて。やはり、民営化とは、労働組合はもちろん、人と人がつながって話し合っていく場、生きる場を奪うということが痛ましい事件を通じてわかります。
金元重さんや若い仲間の国際連帯の投稿も、エネルギッシュで可能性に満ちた内容に圧倒されます。
ますます目が離せない『序局』。現場の力、揺るがない事実(ファクト)の重さ、活字・言葉の力を感じさせます。ほかの人に薦める前に、まず読破したいですね。
婦民会館で星野常設展が始まりました!
さがみはら 鈴木文子
1月29日に「星野文昭・暁子 絵と詩 常設展」、が相模原の婦人民主クラブ全国協本部がある婦民会館の1階にオープンしました。
去年の秋ごろから文昭さん・暁子さんの承諾を得て計画、準備してきました。このスペースにどんな方法で絵を飾ることができるか、どう片付ければいいのか、いつオープンさせるのか、宣伝のためのチラシはどうするのか、開館前の宣伝と同時にその後の常設展の宣伝のために、パンフレットも必要ではないかなど、いろいろな課題が浮かび上がりました。
昨年の相模原・町田で絵画展をやってきた実行委員会を拡大し、そこで討論し、作業を分担して取り組んできました。全国再審連絡会議事務局とも連携し、日取りとオープン記念の「集い」の内容も決定。この日のために街頭、近隣にチラシをまき、昨年の絵画展に来てくれた人にも「ご案内」とともにチラシを郵送しました。
29日の「記念の集い」には地元市民をはじめ、会場ぎっしり50人も集まってくれました。暁子さんの「朗読とスピーチ」と「取り戻そう星野」の作曲者、福山竜一さんのミニ・ライブを中心に参加者の気持ちが一つになりました。
その後、甘酒と持ち寄りの料理をつまみながら交流会。みんながにぎやかに思いを語り合いました。星野さんの絵がかもしだすやわらかな優しさに囲まれ、「今年こそ星野さんを取り戻そう」と決意を固め、地元の団結を固める場ともなりました。
全国で展開されている星野絵画展の成功を受けての初めての常設展です。文昭さんを取り戻し、迎える場です。星野奪還の闘いの発信地として大きくしていきたいと思っています。
全国の皆さん、ぜひお立ち寄りください。
☆開館 毎週月・水・金曜日の正午〜午後5時、JR横浜線矢部駅南口から線路沿いに北上。