２０１６年日誌　12月13日～19日
　オスプレイ、名護市沖に墜落／日ロ会談「領土」で合意なし

●オスプレイが墜落　沖縄県名護市沖で米軍の垂直離着陸機オスプレイが墜落。事故機は空中給油機から給油を受ける訓練中だった。同日、別のオスプレイが普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）に胴体着陸した。（13日）
●米、１年ぶり利上げ　米国の中央銀行にあたる米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）は連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）で、昨年12月以来１年ぶりに政策金利の引き上げを決めた。（14日）
●カジノ法成立　「カジノ解禁法案」が14日、参院本会議で自民党や日本維新の会の賛成多数で可決。参院で修正が加わったため再び衆院に送られ、衆院本会議で可決、成立した。（15日）
●アサド政権側、シリア主要都市を制圧　シリアのアサド大統領は、政権側が北部の最大都市アレッポを完全制圧したと宣言した。政権は主要都市部をすべて支配することになる。（15日）
●ＥＵが対ロ制裁延長　欧州連合（ＥＵ）は首脳会議で、ウクライナ東部の政府軍と親ロシア派の停戦合意の履行を求めてロシアに科している経済制裁を、７月末までの６カ月間延長する方針を決めた。（15日）
●日ロ首脳が会談　安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領が会談。両者は２日目の会談後の共同記者会見で、「北方四島での共同経済活動」の実現に向け協議を始めることで合意したと発表した。「領土問題」につながる合意はなかった。（15、16日）
●ＧＳＯＭＩＡ、初の情報共有　韓国国防省は、日韓軍事情報包括保護協定（ＧＳＯＭＩＡ）に基づき初めて北朝鮮の核・ミサイル関連情報を両国で共有したと発表。（16日）
●中国が米の無人潜水機を奪う　米国防総省の報道部長は、米海軍の海洋調査船の無人潜水機が、南中国海のフィリピン沖の公海で中国海軍の艦船に奪われたと明らかにした。（16日）
●福島第一で被曝の労働者、甲状腺がんで初の労災　福島第一原発事故の作業で被曝した後に甲状腺がんになった東京電力の40代の男性社員に対し、厚生労働省は労災を認定したと発表。原発事故後の作業従事者で、被曝によるがんで労災が認められたのは３人目、甲状腺がんでは初めて。（16日）
●オバマ大統領、「プーチン氏関与」とサイバー攻撃を批判　オバマ米大統領が記者会見し、米大統領選への介入を狙ったとされるサイバー攻撃に関し、「ロシアが実行したとの絶対的な自信がある」と強調し、プーチン大統領の直接関与を指摘。攻撃の即時中止を求めたと明らかにした。（16日）
●オスプレイが飛行再開　在日米軍は、沖縄県名護市沖で墜落した13日夜から国内で飛行を停止していたオスプレイの運航を全面再開した。日本側が飛行再開を容認した。（19日）
●もんじゅ廃炉、新たな高速炉開発を確認　松野博一文科相は、福井県の西川一誠知事に高速増殖原型炉「もんじゅ」の廃炉方針を伝えた。年内に関係閣僚会合で正式決定する。一方、政府は「高速炉開発会議」を開き、もんじゅに代わる新しい高速炉の開発に着手する方針を確認した。（19日）