労働者の新しい党の建設へ圧倒的なカンパを訴えます
週刊『前進』04頁(2807号03面02)(2016/12/19)
労働者の新しい党の建設へ圧倒的なカンパを訴えます
2016年の激闘をともに闘いぬいてきたすべてのみなさん、『前進』読者のみなさん。韓国から始まった革命を世界革命の達成へ! この世界史的大事業をともにやり遂げるために、革共同への圧倒的なカンパをお願いします。
革命の達成のためには、日本階級闘争の手綱を握る国鉄決戦をとことん基軸に据えて闘いぬき、労働者自己解放=全人間解放の根拠地となる「新しい党の建設」「党と労働組合の一体的建設」に絶対に勝利しなければなりません。資本家の権力を打倒し、労働者階級の独裁と労農同盟のもとで一切の搾取・抑圧・差別・貧困・戦争を廃絶するために、革共同は一歩も退かず資本・国家権力と闘いぬきます。
第一に訴えたいことは、動労千葉と民主労総をはじめとする日韓の労働組合が中心となって朝鮮戦争を阻止し、革命の勝利へ進む大決戦が始まっているということです。
韓国で始まった革命は、鉄道労組の不屈の無期限ストを推進軸に「解雇自由・成果給制」の労働法制改悪と非妥協的に闘い、セウォル号沈没事故と財閥支配への怒り、中小自営業者・農民・学生圧殺への怒りを束ね、「民営化は悪だ」と全社会的に暴露しながら闘いぬかれています。この闘いは、アメリカにおけるトランプ登場に示される戦後世界体制の総崩壊のもとで、「労働者こそ社会の主人公だ」と名乗りを上げ、資本主義・新自由主義を打倒する世界革命の開始を告げ知らせています。
こうしたゼネスト・民衆総決起闘争の不屈の継続により、ついにパククネは「弾劾」に追い込まれました。これに対し、パククネ一派は14年に統合進歩党を解散に追い込んだ「実績」を持つファンギョアン首相に権力を握らせ、「共産主義だけは許さない」と国家保安法で威嚇(いかく)しながら延命を図っています。しかし、獄中の民主労総ハンサンギュン委員長をはじめとして、社会の根底的な変革を求める声は誰も止められません。デモの先頭で翻る「財閥解体、全経連解体」のスローガンこそ鬨(とき)の声です。
第二に、韓国パククネ体制の崩壊と米トランプ登場を受けてますます危機を深める日帝・安倍の戦争と改憲、民営化、労組破壊の攻撃に対し、これを打ち破るゼネストが今こそ求められています。国鉄・都労連決戦を軸に闘う労働運動をよみがえらせ、ゼネスト指導部を建設することが急務です。この闘いこそ、韓国をはじめとした全世界の労働者の決起に応える国際連帯闘争です。
国鉄決戦は、日本革命―世界革命の帰趨(きすう)を完全に決する位置にあります。動労千葉の国鉄分割・民営化との死闘は、全世界の労働者に共感をもたらしました。これに対し、動労千葉を抹殺し外注化・分社化を全社会に強行しようとする大攻撃を日帝中枢が仕掛けています。しかし、これとの攻防の中で多くの青年や非正規職労働者が動労総連合の旗のもとに結集しています。被曝労働拒否闘争を最先頭で切り開いた動労水戸をはじめ、12・10常磐線再開反対の闘いは仙台・福島・東京で闘いぬかれ、動労総連合建設の新たな展望を切り開きました。
都労連決戦は、安倍政権の別働隊である小池都政の東京都丸ごと民営化やカジノ導入をはじめとする東京特区攻撃を粉砕し、国鉄決戦をさらに発展させ、首都・東京にゼネスト拠点を幾重にも建設する闘いです。都庁や東交の労働者、築地労働者、清掃労働者とともに、東京で被曝労働拒否の大闘争をつくり出す決戦です。とりわけ来年の都議選闘争は、安倍・小池打倒、ゼネスト実現に向けた大決戦であり、絶対に負けるわけにはいかない闘いです。
第三に、今こそ国際連帯を貫く労働者党が必要です。日本共産党をはじめとする体制内政治勢力は、ブルジョア議会政治の枠にしがみつき、労働者階級の闘いに敵対し続けています。とりわけ「野党外交」と称して韓国パククネ政権を賞賛してきた共産党は、目の前に迫った朝鮮戦争の危機を「リアリティがない」と否定する一方、民主労総のゼネストを一貫して無視しています。腐敗した野党勢力に代わる労働者の新しい政党の建設が急務です。
革共同は機関紙『前進』の週2回発行で職場生産点と街頭、キャンパスをくまなく結びつけ、社会を破滅させる新自由主義に労働組合の再生で反撃します。すべての人に革共同へのカンパの集中をお願いします。