第17期党学校で
第17期党学校で
第17期党学校第6回の講義と討論が行われました。今回のテーマは「ロシア革命はどのようにかちとられたのか----1917年革命の総稽古としての1905年革命」です。受講生の感想を紹介します。(編集局)
機関紙での地道な組織化が情勢を革命へと転化
前進印刷局員
戦争で大量の戦死傷者を生み出す資本主義社会を革命で倒すという強固な目的意識性、労働者は必ず立ち上がることを確信し組織化することを学びました。
05年、17年革命は戦争の中で闘われ、17年は勝利しました。戦争、革命情勢を革命に結びつけるのは非合法・非公然の党、拠点職場の建設、機関紙で労働者を組織する地道な活動でした。
戦争こそ資本主義社会が労働者人民にとって相いれないことを鮮明にさせます。「戦争反対、戦争をする政府を倒せ」が労働者党の方針であり、労働者人民を組織するとの理解を深めました。
朝鮮戦争反対で日韓労働者の団結をつくり出すことは、資本主義崩壊情勢の中で、革命に労働者を組織することです。
モスクワ蜂起をやり抜いた勝利の総括が重要だ
首都圏学生 A
17年ロシア革命を現代革命としてやり遂げる立場から総括し、生かしていく上でも、05年革命で切り開いた偉大な地平を豊かなものとしてつかむことが、まず重要です。
12月蜂起に向かう過程などは、今の韓国の情勢を彷彿(ほうふつ)させ、心躍りました。
「なぜ、05年革命は敗北したのか」と質問をしたところ、ある同志から「『敗北』ではなく『モスクワ蜂起までやり抜いた』勝利の総括が重要だ。革命においては、やり抜いてみないと分からない要素もある」という答えが返り、スッキリしました。
レーニンの『哲学ノート』や12年のプラハ協議会の話なども出て、もっとトータルに革命運動をとらえるため独自で学習していこうと思いました。楽しかったです。
兵士の獲得、軍隊反乱が革命勝利への大きな課題
首都圏学生 B
05年の敗北をしっかり総括し、弾圧の時代をのりこえて17年に向かう党の目的意識性に感服しました。非合法下のストライキ、請願行動―武装蜂起......とすべてが命がけの決起のダイナミックな過程で、その決起のきっかけが何であるかをつかむのが今の時代に重要だと思いました。
友人、家族を守るためには労働者を守るんだということ、専制政治(現在的には新自由主義)がその障壁だとつかんで、当時のロシアの労働者も今の韓国の労働者も決起しているのではないでしょうか。講師が「時代が逆戻りしている」と言っていましたが、その通りです。
提起・討論でも強調されていましたが、革命に向けて「兵士の獲得」が非常に重要だとあらためて納得しました。国家権力が自らを守るための最後の手段である軍隊。ここからの反乱なしには革命はいかない。大きな課題として突きつけられたように感じました。
05年や17年は機関紙で情報や路線が波及していったのに対し、現代は良くも悪くも波及のスピードがケタ違い。韓国での決起を見ても、ひとつ突き抜ければ一気にいくというのが期待というか、実感です。