国際労働運動vol.16 2017.1 始まった東アジア革命

週刊『前進』04頁(2805号04面04)(2016/12/12)


国際労働運動vol.16
 2017.1
 始まった東アジア革命


 韓国で革命が始まっている。民主労総ゼネストを柱に200万を超える民衆総決起として前進している。ロシア革命100年を前にして、プロレタリア世界革命の扉が開いた。この革命を成功させることは、日本、中国―東アジアの労働者階級人民の当面する最大の課題である。
 本号は、この革命情勢を東アジア革命の始まりという視点から、さらには中国労働者階級の国際連帯闘争を前進させる立場から明らかにしている。
 第1章は、切迫する朝鮮侵略戦争の本質を把握するために50年朝鮮戦争を詳述。米ソは戦後世界体制確立のため朝鮮半島を南北に分断し朝鮮革命の圧殺を図った。49年中国革命があり、50年朝鮮戦争に北朝鮮側で中国が参戦。50年朝鮮戦争は米帝の対中国侵略戦争でもあった。
 戦後世界体制は最後的崩壊過程に突入した。北朝鮮スターリン主義の転覆とともに、韓国で始まった革命の圧殺を狙う米日帝の朝鮮侵略戦争は、同時に対中国侵略戦争だ。それは必ず中国労働者階級人民の国際連帯をかけた闘いを呼び起こす。
 第2章は、こうした情勢下で激化する南中国海をめぐる米中激突が米中戦争へと転じつつあることを述べている。
 第3章は、米中激突の背景にある米帝と中国スターリン主義の朝鮮半島―アジアをめぐる争闘戦の内実を突き出している。
 第4章は、朝鮮半島、南中国海における戦争情勢の中で、中国の労働者階級人民の決起が続き、習近平政権の危機が深まっていることを暴いている。
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