２０１６年日誌　１１月８日～１４日
　日印原子力協定に署名／日韓が軍事情報保護協定で実質合意

●佐賀空港周辺でオスプレイ飛行　佐賀空港（佐賀市）への自衛隊のオスプレイ配備計画をめぐり、防衛省は米軍オスプレイによる試験飛行を空港周辺で実施した。（８日）
●対北朝鮮、「先制攻撃」言及　米クリントン政権下の１９９４年に「米朝枠組み合意」を導いたガルーチ元国務次官補がワシントンで講演し、北朝鮮が攻撃してくると判断すれば「先制攻撃すべきだ」と述べた。（８日）
●安倍首相「日米同盟揺るがぬ」　安倍晋三首相はトランプの米大統領選勝利に祝意を示した上で、「日米同盟は揺るぎない同盟」と語った。（９日）
●玄海３・４号機「適合」　原子力規制委員会は九州電力玄海原発３、４号機（佐賀県）について、安全対策の基本方針が新規制基準に適合すると認める審査書案を了承した。（９日）
●ベトナム、原発建設計画白紙　ベトナム政府が、日本などが受注を決めた中部ニントゥアン省の原発建設計画の白紙撤回を決めたことがわかった。原発輸出を成長戦略の一つに位置づける安倍政権に大きな打撃。（９日）
●五輪の野球・ソフト、福島県での一部開催決定　20年東京五輪・パラリンピック組織委員会は理事会で、野球・ソフトボールの一部を福島県で開催することを決めた。福島市の県営あづま球場が最有力。（９日）
●原発避難先でいじめ　福島第一原発事故で福島県から横浜市に自主避難してきた市内の中学１年の男子生徒が名前に「菌」を付けて呼ばれるなどし、不登校になっていたことがわかった。問題を調査した横浜市教育委員会の第三者委員会がいじめと認定して報告書をまとめ、一部を公表した。（９日）
●南スーダンＰＫＯ、ケニアが撤退開始　ケニア政府は南スーダンでＰＫＯ（平和維持活動）に従事する国連南スーダン派遣団（ＵＮＭＩＳＳ）から、自国部隊の撤退を始めた。ケニアは、内陸国である南スーダンのＰＫＯ部隊に補給経路を提供している。（９日）
●日印原子力協定に署名　安倍首相はインドのモディ首相と首相官邸で会談し、日本からインドへの原発輸出を可能にする原子力協定に署名した。インドは核不拡散条約（ＮＰＴ）非加盟の核兵器保有国。（11日）
●インド新幹線、23年開業で合意　安倍首相とインドのモディ首相の会談で、日本の新幹線方式導入がすでに決まっているインド西部のムンバイ―アーメダバード間の高速鉄道計画について、18年に着工し、23年の開業を目指すことで合意した。（11日）
●軍事情報包括保護協定、日韓が実質合意　日韓両政府は東京都内で日韓の防衛情報を共有する基礎となる軍事情報包括保護協定（ＧＳＯＭＩＡ）について協議し、実務者同士で実質合意に達したと発表した。（14日）
●３メガ銀の中間決算、減益　三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループなど３メガバンクグループが発表した16年９月中間決算は、純利益がいずれも減益だった。日本銀行のマイナス金利政策で金利が下がり、貸し出し収益が減っている。（14日）