「真の革命やりぬこう」 獄中のハンサンギュン委員長が檄
週刊『前進』04頁(2799号01面02)(2016/11/21)
「真の革命やりぬこう」
獄中のハンサンギュン委員長が檄
11月12日、「パククネ退陣」を叫んでソウルを制圧した100万人をもはるかに超える労働者民衆の大決起は、国際階級闘争の新たな歴史を刻んだ(関連記事2面)。民主労総はこの闘いをパククネ打倒だけでなく、労働者階級の手で全世界を変革する闘いの始まりと位置づけ、さらに進撃を続けている。
12日にソウル市庁前広場で開かれた民衆総決起大会では、獄中のハンサンギュン民主労総委員長のメッセージが読み上げられた。ハンサンギュン委員長はそこで「今日は民衆が犬や豚ではなく、この社会の主人であることを示す偉大な民衆抗争の日だ」と宣言。「不法な権力に奉仕した者を一人残らず厳罰に処すべきだ。パククネを逮捕し、拘束しよう」「世の中を変えるのは大統領でも財閥でも金バッジをつけた政治家でもない。貧しい青年と労働者だ」と檄(げき)を飛ばした。
そして、パククネとチェスンシルの背後に財閥資本がいることを忘れるなと指摘。1960年の4・19革命がパクチョンヒの軍事クーデターによって「未完の革命」に終わり、1987年の民主抗争がノテウに権力を与えた「汚辱の歴史」をもはや繰り返すことは断じてできないと訴えた。
ハンサンギュン委員長に代わって獄外の闘いを率いるチェジョンジン委員長代行はこの日、パククネ退陣を求めて11月中に過去最大規模のゼネストに突入する方針を発表した。9月27日からの無期限ストをすでに50日近く継続している鉄道労組を先頭に、全産別・全職場で、これまでをも上回るゼネストに総決起していく方針である。
チェジョンジン代行は12日の民衆総決起大会の前段で開かれた民主労総の全国労働者大会で、その決意を次のように語っている。
「パククネ退陣闘争の勝利のために、民主労総は歴史と民衆の前に責任を果たします。1987年の民主抗争では、民主労総が存在せず、組織された労働者階級がいませんでした。その結果、数百万人が参加した民主抗争にもかかわらず、チョンドファンからノテウに代わってしまいました。2016年、11月民衆抗争はこれとは異ならなくてはなりません。今日の私たちの闘争は、大統領の顔を変え、与党の色を変える闘争ではない。財閥とセヌリ党権力がやったことのすべてを全面廃棄して原状回復し、財閥体制を解体しなければなりません。パククネ政権退陣闘争は、韓国社会を根底から変革する闘争の始まりです!」
起きていることは、まさに革命だ。
この場に220人を超える動労千葉訪韓団が大挙して参加し、民主労総と団結して闘いをともにしたことは決定的だ。三里塚反対同盟の萩原富夫さんや全学連の学生、星野暁子さんらも訪韓団に加わり、ともに闘った。次は、ここでつかんだ革命への確信と火のような闘争精神を日本のすべての仲間に伝え、安倍打倒・日帝打倒の大闘争を組織しよう!