11・12ソウル パククネ倒せ 200万の怒り 民主労総 世界革命開くゼネスト決起 全米でトランプ打倒の大デモ
11・12ソウル パククネ倒せ 200万の怒り
民主労総 世界革命開くゼネスト決起
全米でトランプ打倒の大デモ
11月12日、韓国全土でパククネ打倒の闘いが爆発した。この日ソウルで開かれた民衆総決起大会とデモには、民主労総を先頭に労働者、農民、学生をはじめあらゆる階層の人民が大結集し、その数は100万人をもはるかに超えて、200万人近くにも達した。動労千葉訪韓団約220人はこの現場で民主労総ソウル地域本部の隊列に加わってともに闘い、韓国労働者人民との熱い団結を打ち固めた。東アジアから新たな世界革命の突破口を開く闘いが、ついに本格的に始まった!(関連記事2面)
動労千葉訪韓団が合流
〝パククネ退陣!〟
〝セヌリ党(与党)解体!〟
〝パククネを拘束しろ!〟
12日夕刻、民衆総決起大会をかちとった労働者人民の巨大な隊列が続々とデモに出発した。会場のソウル市庁前広場とその周辺は、市内各所で開かれた各団体の事前集会を終えて駆けつけてきた人びとであふれかえっていた。デモ出発後、その数はさらにうなぎのぼりに増えていった。市庁前広場での50万人から、デモ隊が光化門に到着した頃には100万人に、最終的には200万人へと膨れ上がった。
この数は、イミョンバク政権時の2008年に米国産BSE牛肉輸入に反対して闘われたキャンドルデモの参加者70万人をはるかに超える。さらには、軍事独裁政権を打倒した1987年6月の闘いに続き、それをものりこえる史上最大規模の決起である。権力は完全に圧倒され、光化門から大統領官邸に向かう入り口に警備車両の壁をつくってデモ隊の進入を防ぐのが精一杯だ。
光化門前でのキャンドル集会は夜中まで続いた。これを中心にソウル中心部は闘う労働者人民の手で完全に制圧され、解放区と化した。「次は11月19日だ」と、さらに闘う方針が打ち出された。
民衆が歴史作る第一歩
動労千葉訪韓団は、動労千葉・動労水戸など動労総連合約30人を先頭に220人を超える大部隊を形成してこの日の闘争に参加した。
午後4時前から始まった民衆総決起に先立って同じ市庁前広場で民主労総の全国労働者大会が開かれた。この場で動労千葉の田中康宏委員長が、動輪旗を持った組合員と一緒に、世界各国からの代表団とともに壇上に並んだ。司会者から国際代表団紹介の冒頭、日本から動労千葉が220人の大部隊で参加していることが報告されると、驚きの声とともに大歓声が沸き起こった。アメリカ、ドイツの労働者もともに闘っている。
デモの渦中でも、動労千葉や全学連の旗をひるがえして進む訪韓団の隊列に注目が集まり、拍手やコールが巻き起こった。「朝鮮戦争とめよう」「韓国ゼネスト連帯」のメッセージボードを見て、多くの人たちが駆け寄り、「ありがとう!」と握手を求めてくるなど、ものすごい反応だ。
午後9時、訪韓団はこの日の行動を締めくくり、田中委員長が次のように訴えた。「ソウルの大通りがすべて労働者の怒りの声で埋まって、どこに行ってもパククネ退陣のシュプレヒコールがとどろいている。こういう状況が間違いなくパククネを追いつめています。今日の集会で民主労総委員長代行のチェジョンジンさんは、11月中にすべてを止めるゼネストをやると宣言しました。この社会で苦しめられた民衆が本当に歴史をつくっていく、その第一歩が始まったと思います。これは韓国で始まったことだが、全世界の民衆が同じ道を進まなければなりません。私たちがその道をつくりましょう」
戦争か革命か----11月12日、東アジア―世界の解放へ、東京とソウルを結ぶ国際共同行動の力を示す一日となった。