11・1愛媛弾圧を弾劾する
週刊『前進』04頁(2797号04面03)(2016/11/14)
11・1愛媛弾圧を弾劾する
11月1日、愛媛県松山市のアパートに滞在中のA同志が、「免状不実記載」をデッチあげられ、愛媛県警公安に不当逮捕された。愛媛県警は5年前にもまったく同じ件でA同志を逮捕したが、不起訴となっている。11・6集会を前にして同じデッチあげを繰り返し、A同志や愛媛からの結集を妨害しようとしたのだ。だがこの弾圧は逆に地区党の団結を固め、A同志とともに伊方原発反対を闘ってきた広範な人びとの怒りを呼び起こした。
愛媛・広島の両県委員会は固く団結し、反原発と反戦運動への国家権力の弾圧に対する大衆的怒りと結合して、弾圧粉砕の闘いに猛然と決起している。不当逮捕の翌日にはビラを出し、朝日、毎日、愛媛新聞、共同通信など多数の記者が詰めかける中で記者会見を行って反撃を開始。同日夕方には、伊方原発運転差し止め仮処分裁判に集まった人たちにもビラを配り、弾圧への怒りの声が続々と寄せられた。愛媛県庁前で毎週行われている伊方原発反対の金曜日行動では1万円を超えるカンパが集まり、弾圧への怒りが広がった。さらに11・6集会でも2万5千円のカンパが集まった。
11・6集会翌日の朝には、東京から車で戻ったその足で県庁、裁判所前などに登場して新たなビラを配り、松山簡易裁判所、松山地方検察庁、愛媛県警に次々と抗議行動を展開。A同志を知る人たちも「何か協力できることはないか」と声をかけてきて、抗議行動に参加した。警察・検察・裁判所の全庁舎内で抗議文を堂々と読み上げ、裁判所と検察には抗議文を受け取らせた。県警公安どもは卑劣にも受け取りを拒否したが、怒りの抗議文が読み上げられる間、罪人のように首をうなだれ聞いていた。
さらにA同志が勾留されている松山東署前でもマイクでがんがん激励・抗議行動を行った。警察権力は、デッチあげ弾圧を大衆的に暴露されて顔面蒼白(そうはく)となり、庁舎内に引きこもって戦々恐々としているだけだ。
またこの日、広島の前進社にのこのこと押収品すべてを返しにきた愛媛県警公安刑事5人は、「まずは謝罪しろ」と一喝されて門前払いされ、おろおろしたあげく、力なく「帰ります」とつぶやいて引き上げた。
パククネ打倒の民衆総決起闘争と一体となった11・6集会の大高揚は、日帝国家権力を追い詰めている。獄中のA同志の完全黙秘・非転向の闘いと一体で、デッチあげ弾圧を繰り返す国家権力、愛媛県警公安をさらに徹底的に追及し、A同志を必ず早期に奪還する。
(革共同中四国地方委員会)