闘いは進む 青年の職場から 合同労組 11・6日比谷をゼネスト実現の出発点にしよう 沖縄 日本IBM・ビジネスサービス労組委員長 富田晋

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週刊『前進』04頁(2793号02面06)(2016/10/31)


闘いは進む 青年の職場から
 合同労組 11・6日比谷をゼネスト実現の出発点にしよう
 沖縄 日本IBM・ビジネスサービス労組委員長 富田晋


 IJBS(日本IBM・ビジネスサービス)労組は派遣労働者を中心に2012年に結成し、仲宗根光洋書記長の解雇撤回闘争も3年が経過しました。私たちは仲宗根書記長を先頭に団結を守り、拡大させながら、闘いをもう一歩前進させようとしています。それは国際連帯闘争・ゼネストの先頭に私たちの旗を立てるということです。
 沖縄は「戦争か革命か」の真っただ中にあります。9月16日、辺野古新基地建設を巡る違法確認訴訟で多見谷寿郎裁判長は、沖縄を朝鮮侵略戦争の最前線基地にするという安倍の立場を体現する反動判決を下しました。高江では、自衛隊・機動隊によってヘリパッド建設が強行されようとしています。米軍・自衛隊は臨戦態勢を維持し、演習を激化させています。同時に、沖縄での非正規雇用は5割に達すると言われています。
 重要なことは、政府が本気で「朝鮮侵略戦争を開始する」という時代認識です。しかし、翁長雄志知事を筆頭とする「オール沖縄」は絶対にそれを言いません。何もかもが踏みにじられ、沖縄の労働者・大衆の怒りは燃え広がっています。
■職場から労働改悪粉砕・朝鮮戦争阻止へ
 新自由主義攻撃における究極の合理化が外注化・非正規職化です。それは2018年に向けて激しく進行し、すべての労働者がこの新自由主義職場のあり方を覆す決戦に入っています。
 それは全軍労・牧港支部青年部の「解雇撤回・基地撤去」の闘いと同質です。牧青は戦争を担う職場から拒否・阻止の闘争を組織することを通して、「戦争や基地のない新たな社会を建設する」というゼネスト=革命のスローガンを生み出したのです。その訴えは動労総連合を軸に全国の闘いに引き継がれ、IJBS労組の派遣法粉砕の闘いに発展しています。
 組合で『前進』を読み合わせした際に組合員から「〝2018年に向かう攻撃が実質的に経済徴兵に向かう〟というのはそのとおりだ」「戦争という時代認識が職場に必要だ」という声や、「民主労総のゼネストは労働法改悪を政府が強行しても労働者が認めなければ実現できないことを示した。私たちの派遣法との闘いとまったく同じだ」という声が上がりました。組合員の声は私たちが進むべき道を端的に示しています。
■ゼネストの旗が立った
 私たちは6月19日、女性暴行殺害事件に抗議する6万5千人の県民大会に登場し「ゼネストで戦争を阻止しよう」と訴え万雷の拍手を頂きました。ついにゼネストの旗が沖縄のど真ん中に立ったのです。IJBS労組の闘いは沖縄のゼネスト情勢を支え辺野古・高江の新基地建設を阻んでいます。ここに本格的に基地労働者が合流した時、全基地撤去まで止むことのない労働者の決起が燎原の火のように燃え広がります。
 民主労総の仲間たちとともに世界のゼネスト指導部として奮い立つ時です。11・6に結集しゼネストを実現しましょう!!

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