郵政労働者交流会 11・6へ総決起誓う 職場での闘い報告し討論
週刊『前進』04頁(2791号02面02)(2016/10/24)
郵政労働者交流会
11・6へ総決起誓う 職場での闘い報告し討論
(写真 奮闘を続ける労働者と新たな仲間が交流し、勝利に向け団結を固めた【10月10日 東京】)
郵政非正規ユニオンと全国労組交流センター全逓労働者部会が呼びかけた「郵政労働者交流会」が10月10日、東京都内で行われ、約40人が参加して活発な討論を行った。
冒頭、全逓部会代表の岩本正治さんが「戦争・改憲・労働法制改悪反対の立場を鮮明にさせて〝11・6全国労働者集会に一緒に行こう!〟を本日の獲得目標にしたい」と開会あいさつ。
討論に向けた「問題提起」を銀座局の星野勝紀さんが行った。星野さんはまず、韓国・サイバー労働大学代表のキムスンホさんが発した提言を紹介した上で「世の中を変える、職場の現状を変えるという意思を行動に移した時に物事は動く」と断言した。続けて、世界大恐慌と朝鮮戦争の切迫情勢を説き明かし「戦争を始まる前に止めよう。安倍政権の改憲・労働法制解体攻撃と絶対反対で闘おう」と強調。最後に、日本郵政とJP労組本部が無期転換制度を協約化したことを弾劾し、「現場から反撃を組織しよう!」と訴えた。
それに応えて、各職場からの報告に移った。
A局の青年労働者は「今の郵政の管理職は、年賀状を何枚売ったかなどの数字しか見ていない。一人ひとりの人間を見ていない。そこに非常に怒りを感じる」と弾劾。「JP労組は組合員は多いが何もしない。職場に一人でも闘う人間がいることが大事だ」と言い切り、「団交で会社は、無期転換が『解雇』だと認めた。無期転換攻撃を阻止したい」と決意を語った。
強制配転攻撃と闘っているB局の正規職の青年労働者は「自分が立ち上がるしかないと思った。ここにいる郵政の仲間とともにずっと闘っていく」とアピール。C局の労働者は職場での交通事故の〝事故事例研究会〟の実態を報告し、「研究会と言っているが、当事者のつるし上げだ」と怒りをあらわにした。
D局の労働者は「会社との団交で自分の言いたいことを言えた。郵政非正規ユニオンの仲間のおかげだ。次の団交は、非正規職の代表のつもりで頑張りたい」と表明。E局の労働者は「会社は人を減らしたいと思っている。管理職から『辞めるつもりはないですか?』と聞かれた。『ない』と答えたが、また言われないかと不安だ」と語った。F局の労働者は「職場で『前進』を配っている。仲間を一人でも多く11・6に連れていきたい」と抱負を述べた。
報告と討論で会場が熱気に包まれる中、郵政非正規ユニオンの齋藤裕介委員長が行動方針の提起を行った。齋藤さんは「本日、郵政の仲間がこれだけ集まって怒りをたぎらせていることがうれしい」と切り出し、「組合結成当初の仲間が雇い止め・解雇されても闘い続けてきたことが組合の土台をつくった。今、職場で闘い続ける新たな仲間がいるからわれわれも闘える。郵政のみならず6千万労働者階級の利害を貫いて闘おう。ぜひ11・6全国労働者集会に集まってほしい」と呼びかけた。
最後に全員で「団結ガンバロー」を行い、11・6労働者集会の大結集に向かって職場で奮闘することを誓って大成功のうちに集会を終えた。