ゼネスト連帯! 朝鮮戦争阻止! 11・6へ組合丸ごと賛同を 革共同教育労働者委員会
週刊『前進』04頁(2789号02面02)(2016/10/17)
ゼネスト連帯! 朝鮮戦争阻止!
11・6へ組合丸ごと賛同を
革共同教育労働者委員会
11・6全国労働者総決起集会は、日韓労働者の国際連帯で朝鮮侵略戦争を阻止し、腐りきった新自由主義の根底的打倒=プロレタリア革命へと踏み出す決戦だ。韓国の労働者人民は第2次ゼネストへ突入し、パククネ打倒をかけた壮絶な闘いに決起している。この歴史的な決戦にふさわしい闘いを、この半月間、猛然と展開しよう。
国境を越えた団結を今こそ
韓国・全教組(全国教職員組合)ソウル支部のイソンデ支部長は、昨年11月の韓日理念交流会で「戦争責任」問題に触れ、「問題は日本帝国主義です。日本の労働者も苦痛を味わったはずです。日本の労働者を信じます。日本に動労千葉のような闘いがあることが力を与えてくれます。規模や勢力の問題ではなく、正義か否かです。ともに歩みましょう!」と語った。まさに「万国の労働者、団結せよ」という訴えだ。安倍政権を倒し、朝鮮侵略戦争をなんとしても阻止しよう。この半月間、「民主労総ゼネスト連帯―11・6日比谷へ」のうねりと結集をつくりだすことに集中しよう。われわれが何を語り、どう行動するのかを韓国と世界の労働者は固唾(かたず)をのんで見ている。全国の教育労働者は職場・分会で賛同を訴え、職場丸ごとの決起をかちとろう!
朝鮮戦争切迫を鮮明にさせ
10月1日、神奈川県横須賀市で開催された「原子力空母ロナルド・レーガン横須賀配備抗議!母港化の撤回を求める全国集会」(主催/神奈川平和運動センターほか)には、地元の教組をはじめ2千人が結集した。ロナルド・レーガンは10月10日から始まった米韓合同軍事演習に横須賀基地から派遣されている。しかし、集会ではロナルド・レーガンを軸にした朝鮮戦争に向けた大軍事演習への言及はなかった。本当に許し難い。
だが、それは体制内指導部の階級的裏切りを打ち破るチャンスだ。世界大恐慌下において「朝鮮戦争」と「人類を脅かす核戦争の危機」が迫っている。だからこそ「戦争絶対反対! 基地全面撤去! 核兵器廃絶!」という根底的要求を掲げて、労働組合が断固登場する時なのだ。
10・1横須賀闘争の大衆的展開はその画期をつくりだした。神奈川、首都圏の労働者と全学連は「米日韓の朝鮮侵略戦争を阻もう! 韓国・民主労総のゼネストに応え11・6日比谷へ」と大宣伝し、1千部を超える『前進』を配布し、200筆を超える11・6賛同が寄せられた。そして青年教育労働者も体制内指導部の制動を打ち破ってデモの先頭に立った。
朝鮮侵略戦争とは、米日韓が北朝鮮の体制転覆を狙う戦争であり、プロレタリア革命へと向かう民主労総のゼネストを圧殺する大攻撃だ。それは同時に、日韓労働者を分断する攻撃だ。ゆえに、日本の労働者階級が民主労総の闘いに真正面から応えて決起することこそ戦争を阻止する道だ。
安倍の戦争・改憲と「働き方改革」=労働法制大改悪への階級的怒りは、必ずや日本の労働者階級のゼネスト決起をつくり出す。職場の怒りを決起に変え、自覚した闘いへと発展させていくのが11・6集会だ。情勢を一変させる原動力は、労働者階級としての確たる時代認識にある。労働組合の闘いの土台に、朝鮮侵略戦争の切迫と、それと対決する民主労総のゼネストを据えきろう。
民主労総スト正面から訴え
神奈川県の三浦半島地区教組では、職場丸ごとを11・6集会に組織する闘いが始まっている。現場組合員が教組三役・執行委員会に対し「11月国際共同行動の組織賛同」を申し入れ、直後の機関会議で「民主労総のゼネストに連帯し、11・6日比谷に結集を!」と現場組合員に熱烈に訴えた。機関会議に先立ち、全分会に『民主労総総力闘争(16年9月)』のDVDを配布した。民主労総の闘いが労働者の胸を打たないはずはない。閉会後、「職場会で上映会をやります」と語る組合員も現れた。上映された分会では画面に釘付けで、歓声が上がるほどだ。
他方で体制内指導部は、①11月国際共同行動は連合―日教組の取り組みではない、②民主労総ゼネストは賛同できないし、ストを中心にした闘いをするつもりもない、③ストを行うと処分される、と制動をかけた。しかし、その口で公務員賃金確定闘争でのスト批准投票を訴える始末だ。
民主労総ゼネスト連帯の闘いは、体制内労働運動の欺瞞(ぎまん)を浮き彫りにする。同時に、われわれがどういう労組をつくりたいのかを示し、職場・分会の団結をつくる。問われているのはわれわれの決断と行動だ。訴えの中身と真剣さだ。この瞬間にも朝鮮戦争が始まるという切迫情勢を語り、戦争絶対反対を貫く労組をつくろうと訴えよう。「大幅賃上げ! 扶養手当削減反対! 戦争絶対反対!」の賃金ストに立とう。
民主労総ゼネストは、成果年俸制・成果退出制の導入を阻止・撤回させながら大前進している。人事評価制度の全国的導入による日教組解体と解雇・非正規職化攻撃と対決する日本の教育労働者の闘いとひとつだ。
動労千葉、動労水戸に続く階級的拠点を教労産別に打ち立て、11・6日比谷へ大結集しよう!