築地で「11・6」大情宣 市場労働者の怒りと結ぶ
週刊『前進』02頁(2788号02面04)(2016/10/13)
築地で「11・6」大情宣
市場労働者の怒りと結ぶ
(写真 東京各地区のユニオンが築地市場駅で移転撤回を訴え大反響【10月6日 東京・中央区】)
10月6日、築地市場の豊洲移転をめぐって都議会で茶番の代表質問が行われている中、東京の各地区ユニオンが共同で築地市場でのビラまきに決起した。11・6集会へ向けた「築地移転白紙撤回」のカラービラと田中動労千葉委員長の訴え、豊洲移転問題を掲載した『前進』2ページ号だ。
直近の都営大江戸線築地市場駅は、早朝から市場で働く労働者、市場で買い付けした個人業者、さらに国内外からの観光客でごった返している。「移転白紙撤回」の声に向こうから手を出してくる人も多く、「(主犯は)石原でしょ!」と怒りをたたきつける人や、「がんばってね」と支持を表明する人が何人もいた。1時間半でビラ650枚、『前進』450部が次々と受け取られ、用意したすべての宣伝物がなくなった。さまざまな国の人が関心を示し、韓国からの旅行客は11・6集会のポスターを見て「ソウルだって!」と声を上げる。
「11月6日、労働者の総決起と怒りの銀座デモで移転を阻止しよう」と訴えると、多くの人が賛同署名に応え、市場の労働者も1枚、2枚とチケットを買っていく。
豊洲問題で噴き出した新自由主義への怒りは生半可なものではない。主犯の石原の犯罪を小池らがおし隠して、卑劣にも都庁労働者に責任を押しつけようとしていることは、完全に見抜かれている。卑劣に逃げまくる石原と、「全職員を粛正する」と言い放った小池への、都労連と市場の労働者の激しい怒りを先頭にすべての労働者民衆の怒りを解き放って、安倍・小池を打倒する時だ。11・6大結集でそれを実現しよう。
(東京中部ユニオン・池田文夫)