２０１６年日誌 ９月27日～10月３日
　「働き方改革実現会議」が初会合／日米、迎撃ミサイル発射試験へ

●働き方改革実現会議が初会合　政府は働き方改革実現会議の初会合を開き、「同一労働同一賃金」や「長時間労働の是正」などの実行計画を来年３月末までにつくると確認。（27日）
●ＮＡＡが第３滑走路建設を提案　成田国際空港会社（ＮＡＡ）は同空港で３本目となる滑走路建設計画案を、同社と国、千葉県、周辺９市町による「４者協議会」で示した。また　滑走路の北側１千㍍延伸や夜間飛行制限時間帯の３時間短縮も提案。（27日）
●日米、迎撃ミサイル発射試験へ　北朝鮮の特殊な弾道ミサイル発射にも対処するため、日米両国が10月に、共同開発中の迎撃ミサイルの海上発射試験を行うことがわかった。（28日）
●小池知事が所信表明演説　東京都の小池百合子知事が所信表明演説で「東京大改革」を宣言。「東京五輪成功」「残業ゼロ」「待機児童解消」など安倍政権との一体性を示した。（28日）
●民間給与、正規・非正規の格差拡大　民間企業で働く給与所得者が15年の１年間に受け取った平均給与は４２０万４千円（前年比１・３％増）であることが国税庁の実態統計調査でわかった。正社員は４８４万９千円、非正規は１７０万５千円。差額は３１４万４千円で、前年の差額３０８万円からさらに格差は拡大した。（28日）
●生前退位は特例法でも可能と政府見解　内閣法制局の横畠裕介長官は衆院予算委員会で、皇室典範を改定しなくても特例法を制定すれば天皇の生前退位を認めることができるとの政府見解を初めて示した。（30日）
●韓国のサード配備先変更　韓国国防省は米軍の高高度防衛ミサイル（ＴＨＡＡＤ＝サード）の配備先を星州（ソンジュ）郡の韓国空軍基地から、同郡のロッテグループ系列のゴルフ場に変更したと発表した。（30日）
●人民元、主要通貨入り　中国の人民元が国際通貨基金（ＩＭＦ）の「主要通貨」に加わった。仮想通貨「特別引き出し権（ＳＤＲ）」の構成通貨にドル、ユーロ、円、ポンドと並んで人民元を正式に加える。（１日）
●３月までにＥＵ離脱通知、英首相が表明　英国のメイ首相は与党・保守党の党大会で欧州連合（ＥＵ）への「離脱通知」を「２０１７年３月末までに行う」と明言した。具体的な通知時期を示すのは初めて。（２日）
●シリア情勢、停戦合意が破綻　シリア内戦を巡り米国務省は、ロシアとシリアのアサド政権が軍事作戦を再開したとして、停戦合意の順守に向けたロシアとの協議を中断すると発表。米ロ主導の停戦合意は破綻した。（３日）
●ロシアが米との兵器級プルトニウム処分協定停止　ロシアのプーチン大統領は、米国の「非友好的行動」などを理由に、兵器級の余剰プルトニウム処分についての米国との協定実行を停止する大統領令に署名した。（３日）
●日銀短観、景況感は横ばい　日本銀行が発表した９月の全国企業短期経済観測調査（短観）は、代表的な指標の大企業・製造業の業況判断指数（ＤＩ）が２四半期連続の横ばいで、景気の停滞を示す結果となった。（３日）