原発やめろと9500人 9・22代々木 さようなら原発・戦争大集会 動労水戸のブースに反響
週刊『前進』04頁(2785号03面04)(2016/10/03)
原発やめろと9500人
9・22代々木 さようなら原発・戦争大集会
動労水戸のブースに反響
(写真 労働組合の決起を示した動労水戸支援共闘のブースは、新鮮な感動を生み出した【9月22日】)
9月22日、代々木公園で「さようなら原発 さようなら戦争大集会」が開かれ、大雨の中を9500人が集まった。集会で最も反響があったのは、「帰還による被曝と住宅支援打ち切りを許さない」という避難者の発言、「もんじゅ」廃炉を機に「原発をやめるべき」という呼びかけ人の発言だった。NAZEN東京は新しいデモコールを準備していたが、残念ながら大雨によりデモは中止となった。
「被曝労働拒否をたたかう動労水戸支援共闘」がブース出店し、新鮮な感動をもたらした。動労水戸の執行委員である池田学さん、杉井文彦さん、坂場力男さん、書記の西納岳史さんがテントの内外で訴えた。こうした集会の出店で、労働組合として被曝労働拒否のストライキに決起していることが宣伝されるのは、初めてのこと。
動労水戸発行の『原発労働者は訴えるⅡ』が、40部近く売れた。「福島第一原発の技術者が労働組合をつくろうと訴えています」と声をかけると、買い求める人が後を絶たなかった。労働組合が被曝労働拒否で反原発闘争の最先頭に立つ意義が、たちまちにして参加者の心をとらえたのだ。
また、ふくしま共同診療所の布施幸彦院長、福島診療所建設委員会の佐藤幸子さん、渡辺馨さんなどが、会場の入り口2カ所で、建設委員会発行の『SunRise』11号を1800枚配布した。A4判4㌻の表紙は「帰還強制に反対し全国で避難者を守ろう」という布施院長のアピール。大雨の中では格段の受取りだった。診療所ののぼり旗を立て、「避難・保養・医療」と書かれた新しいTシャツを着て、参加者の注目を浴びた。
「診療所はきょうは出店していないのですか?」と、ブース出店を望む声が多く聞かれた。福島での甲状腺検査の打ち切り策動が強まる中、ふくしま共同診療所を支え守ろうという機運がますます高まっていることが示された。