10・3京大集会に大結集し第2波ストに突き進もう マルクス主義学生同盟中核派・京都大学支部

週刊『前進』04頁(2783号03面01)(2016/09/26)


10・3京大集会に大結集し第2波ストに突き進もう
 マルクス主義学生同盟中核派・京都大学支部


 全国の学生・労働者のみなさん、10月3日正午、京都大学本部時計台前(クスノキ前)に大結集してください! 京大同学会中央執行委員4人(作部羊平君、阿津良典君、大森靖之君、高田暁典君)への無期停学処分撤回を求める署名運動を、職場・キャンパス・街頭・地域で広げてください! 1万筆を集めて京大当局にたたきつけよう!

処分撤回署名運動が大前進

 7月末の署名運動開始から2カ月。連日署名欄がびっしり埋まった署名用紙が送られてきます。多くの人が「インターネットで知った」「頑張ってくれ!」と、熱い激励・期待の言葉をかけてくれます。海外からも署名が届きました。京都のみならず全国の署名街宣で、5千円や1万円のカンパが続出しています。
 昨年の安保関連法強行採択から1年の9月19日、「国民連合政府」や「野党共闘」を唱える既成勢力が腐敗・転向し、シールズが「警察ありがとう」と叫んで解散する中、労働者人民の収まらない怒りは全国数万人規模で爆発しました。
 この怒りの先端で私たちは9月26日、臨時国会開会日に合わせて京都市内デモに立ちます。京大生の闘いは、沖縄・高江でヘリパッド工事を阻むために命がけで闘う人びと、韓国で朝鮮戦争のための高高度迎撃ミサイル・サード配備と闘う人びとともひとつです。
 資本の搾取、国家の横暴・圧制に怒り、社会を根底的に変えたいと願うすべての人びとの希望となるために、処分撤回―第2波スト貫徹を通して改憲阻止・安倍政権打倒の牽引車(けんいんしゃ)となるために、資本・国家の下僕と化した京大を、全人民の団結の拠点=反戦の拠点につくり変えます。大学・教育・学問を、人間らしく生きる手段として取り戻しましょう!
 2万3千の京大生にも訴えます! 「命より金もうけ」の資本主義の矛盾を見据え、階級闘争の先頭に立ち続けてきたのが京大学生運動です。

学生運動再興へ高まる機運

 その誇り高き京大生に対し、山極寿一総長は徹底的な弾圧態勢を敷いています。特に川添信介・文学部教授を副学長(学生担当)に任命して以降、毎月行われてきた副学長と学生との意見交換会は一方的に中止されました。サークル部室の取り上げが突如打ち出され(反対運動が爆発しいったんは撤回)、さらに日本最強の学生自治寮=吉田寮・熊野寮に対し、寮自治会と京大当局の間での「確約」が一方的に破棄され、団体交渉の申し入れも拒否され続けています。吉田寮には一方的な入寮募集停止が通告され、本格的な自治寮解体に手をかけてきました。入学式会場でのビラまき禁止、立て看板撤去など、山極=川添体制は学生自治を一切認めず学生に襲いかかっています。
 これに対して、寮生・サークル員を先頭に粘り強い反対運動が創造的に展開されてきました。「学生自治の最大の砦(とりで)」と言われる京大で、学生運動の再興の機運はかつてなく高まっています。10・3京大集会はこうした怒りを束ね、京大生の反転攻勢を宣言する場です。
 この京大での激しい攻防の最中での反動が、同学会中執への無期停学処分です。しかしこれは同学会中執の決断と行動への山極=川添、そして安倍政権・日帝中枢の恐怖の表れです。昨年10月の反戦バリストの決断で、京大を「自治の砦」から「戦争絶対反対の砦」「全人民の団結の砦」へ押し上げる闘いが始まったことに、敵はおののいているのです。
 昨年、安保法強行採決と一体で、防衛省の公然たる軍事研究公募が始まりました。だが、いくら法律があろうとも大学が軍事協力を拒否すれば戦争はできないのです。だから日帝・安倍政権は、04年の国立大学法人化を一大転換点に「大学改革」攻撃を徹底して進めてきました。それは、教授会自治や学生自治を「抵抗勢力」と言いなし、総長権限強化で解体する過程でした。
 しかし06年以来、法政大学生運動が新自由主義攻撃と立ち向かう新たな質の学生運動として登場し、それを継承して12年に京大で全学自治会同学会が再建されました。「学生の自治・権利を守る」という枠を突破し、「大学改革」=戦争・改憲攻撃に真正面から反対し、京大を日帝との一大決戦場に押し上げる目的意識的な闘いでした。
 改憲・戦争は、学生・労働者への団結破壊攻撃です。自治・自由など一切容認しない京大当局の意志は、安倍政権・日帝ブルジョアジーの国家意志でもあります。だからこそ、自治寮やサークルを守る闘いも、京大生の「個別利害」ではなく全人民の利益を守る闘いとして発展します。
 多くの京大生が4人への処分に怒りの声を上げ、暴力で萎縮させることが目的の処分は無力化しています。京大生のみなさん! 大学・職場での個別的闘いを、安倍政権へのひとつの階級闘争に束ね、人民の利益を守り未来を切り開く先頭に立とう! 10・3集会の成功から、昨年10・27反戦バリストを超える、ラジカルで大衆的な第2波ストへ突き進もう!

朝鮮侵略戦争許さず11月へ

 10・3集会は、東京―ソウル―全世界を結ぶ11月国際共同行動に連なる闘いでもあります。朝鮮戦争=核戦争が急切迫しています。民主労総の同志は、9月27日から渾身(こんしん)のゼネスト闘争に立ち上がります。「戦争が始まる前に戦争を止める」——これは、今私たちが自らのキャンパスから戦争絶対阻止の団結をつくり、実力行動に立ち上がることです。それは、日本―朝鮮半島―中国の労働者人民を一つにつなぎ、東アジアを世界革命の強力な根拠地としていくでしょう。国際連帯を発展させ、新自由主義を打倒して世界革命を実現するインターナショナルな労働者党の建設を! 10・3集会に大結集し、京大生―全国学生はともに闘おう!
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