2016年日誌 9月6日~12日 天皇の「生前退位」特措法で/北朝鮮が5回目の核実験
2016年日誌 9月6日~12日
天皇の「生前退位」特措法で/北朝鮮が5回目の核実験
●安保理、北朝鮮のミサイル発射を非難 国連安全保障理事会は、北朝鮮が5日に中距離弾道ミサイルを発射したことについて「強く非難する」という報道声明を出した。(6日)
●概算要求、101兆4707億円 財務省は、国の2017年度予算(一般会計)について、各省庁の概算要求総額が101兆4707億円だったと発表した。財務省は、70歳以上の高齢者が払う医療費の上限を上げる「高額療養費制度」の見直しなど、社会保障費の圧縮を狙っている。(6日)
●大型巡視船2隻、比に供与へ 安倍晋三首相は訪問中のラオスで、フィリピンのドゥテルテ大統領と会談し、大型巡視船2隻の建造費約165億円を円借款供与する考えを伝えた。フィリピンが日本から資金を借り、日本で建造された巡視船を購入する。(6日)
●ベトナムにも巡視船供与へ 安倍首相はラオスでベトナムのフック首相と会談し、新造巡視船を供与する考えを伝えた。(7日)
●生前退位、特措法で 政府は天皇の気持ち表明を受け、今の天皇に限って生前退位を可能とする特別措置法を整備する方向で検討を開始。(8日)
●北朝鮮が5回目の核実験 北朝鮮は、ハムギョンプクトの実験場で5回目となる核実験を実施した。(9日)
●韓国与党内部、再び核武装論 韓国与党・セヌリ党のウォンユチョル前院内代表が「自衛核保有論」を再び唱えた。キムムソン前代表も米軍の核兵器の韓国再配備に言及。(9日)
●安保理、核実験を「強く非難」 国連安全保障理事会は非公開の緊急会合を開き、北朝鮮の核実験は一連の安保理決議と核の不拡散体制に「明白に違反している」として、「強く非難」する報道機関向けの声明を全会一致でまとめた。(9日)
●甲状腺がん「外部被曝と関連なし」 東京電力福島第一原発事故当時18歳以下の福島県民を対象にした甲状腺検査で、1巡目検査(先行検査)を受けた約30万人の甲状腺がんの有病率と、外部被曝の推計量には関連がみられなかったとする論文を福島県立医科大のグループが発表した。(10日)
●ヘリパッド建設、自衛隊機を異例の投入 防衛省は、沖縄県東村と国頭村にまたがる米軍北部訓練場でのヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)建設で、工事用の重機や資材を運搬するため、自衛隊の大型輸送ヘリ「CH47」を13日にも現場に投入する方針を固めた。米軍施設の建設に関連し、自衛隊のヘリが使われるのは異例。(12日)
●北朝鮮制裁決議へ、中ロとの連携指示 安倍首相は政府与党連絡会議で、5回目の核実験を強行した北朝鮮に対する制裁強化に向け、中国やロシアなどと連携を図るように指示。(12日)
●成長戦略2会議が始動 政府は、成長戦略や規制改革を加速させるため新設した「未来投資会議」(議長・安倍首相)と、規制改革推進会議(議長・大田弘子政策研究大学院大教授)の初会合をそれぞれ開いた。各会議の議論を来年半ばにまとめる成長戦略に反映させる方針。(12日)