闘いは進む 青年の職場から JR 解雇撤回を闘い抜き動労総連合青年部の結成へ 動労総連合・新潟 闘争委員 八代和幸

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週刊『前進』04頁(2779号02面04)(2016/09/12)


闘いは進む 青年の職場から
 JR 解雇撤回を闘い抜き動労総連合青年部の結成へ
 動労総連合・新潟 闘争委員 八代和幸


■教育指導要領も制定せずに解雇を正当化
 NTS(JR新潟鉄道サービス)による不当解雇を撤回させるべく、闘いを継続しています。
 1月のNTSとの団交から4回団交を重ねてきました。8月12日の第4回団交で、NTS新幹線営業所では教育指導要領を制定しておらず、初任者教育実施要領と初任者教育実務作業要領のみで教育を行っていることが明らかになりました。本社で制定している教育指導要領では、各営業所で教育指導要領を制定し、それに基づいて教育期間における教育訓練の記録を残すことがうたわれていますが、新幹線営業所の検修職場では実務見習い期間の日誌や記録を残さず指導・教育をやってきたということです。
 このような教育体系で私の仕事の覚えが悪いなどと悪口を言い、解雇を正当化しているのです。まったく許しがたい。労働契約法では、解雇に相当する合理的理由がなければ契約期間の途中での解雇はできないとされています。組合軽視の労働契約法さえも無視した違法な解雇です。
■JR―NTSと対決に
 7月の「職場交流会」で、NTS解雇撤回闘争の経過報告を企画して他労組から2人の参加があり、注目が集まっています。また8月の新幹線車両センター前の情宣では、組合ビラと『前進』を配布し、退勤する労働者が受け取っていきました(写真)。「NTS労働者はみんな動労総連合・新潟に入って一緒に声を上げよう」とマイクで訴えました。
 NTSとJR東日本に対する5月の県労働委員会への申し立てについて、8月冒頭に第1回調査が行われ、3者(動労総連合・新潟、NTS、JR東日本本社)が顔合わせしました。JRの代理人・補佐人は弁護士を筆頭に逃げの姿勢でしたが、外注化・非正規職化でのJR―NTSの一体性を訴えて次回以降の出席を強制しました。そしてNTSの補佐人として出席した本社の総務部長は、私のクビを決めたNTS元新幹線営業所長だ! いよいよ本格的な対決に入っています。
 団結の強化・拡大を総括の軸にしてトコトン闘っていきたい。職場闘争を基礎にして、私もJR職場の仲間とともに動労総連合の青年部結成を目指しています。11月へ向けてがんばりましょう。

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