坂野書記長退任のあいさつ 「新しい労働者の政党」つくって革命の勝利へ

週刊『前進』02頁(2778号02面03)(2016/09/08)


坂野書記長退任のあいさつ
 「新しい労働者の政党」つくって革命の勝利へ


 私が全学連委員長代行として執行部に入ったのは2009年6月、21歳の時です。当事の織田陽介委員長が法大「暴処法」弾圧で逮捕・起訴されたからです。そして、2011年9月の大会での斎藤郁真新委員長体制確立の際、書記長に就任しました。
 委員長代行就任から7年間、執行部として闘ってきました。私について「厳しい人だ」という評価がありますが、それはその通りです。全学連執行部は常に緊張します。闘争現場であれ、日常の活動であれ、全体の組織と運動をまとめなければなりません。警察権力との日常的な対峙関係もあります。常に闘いの先頭に立たなければなりません。21歳から全学連運動の第一線で闘ってこられたことをみなさんに感謝します。(拍手)
 私がこれからどのような立場で闘い続けるのか。来年2017年は「ロシア革命100周年」です。レーニン率いるボルシェビキとロシア労働者階級がなし遂げたロシア革命は、帝国主義戦争(第1次世界大戦)に「革命」を対置し、実際に戦争を止めました。新しい社会を切り開く出発点をつくりました。しかしそれはスターリン主義に歪曲され、労働者階級が主体となった真の共産主義とは似ても似つかぬニセの「共産主義」の理論体系と運動がつくられました。帝国主義とスターリン主義の支配は、2度の世界戦争で労働者人民に惨禍と貧困を強制しながら、再びみたび世界大恐慌に陥り、中東・ウクライナ・東アジアを大きな焦点として戦争を引き起こそうとしています。私たちは、ロシア革命の貫徹、まだ見ぬ人類の夢を引き継ぎ、日本とアジアの地で革命を実現し、世界革命をやり遂げなければなりません。そのために、社民党、共産党スターリン主義、あらゆる体制内勢力をのりこえる「新しい労働者の政党」、すなわち反スターリン主義・革命的共産主義の革命党を日本で絶対につくり出す。その闘いの先頭に立つ決意です。
 11月国際共同行動として、新しい闘いが切り開かれようとしています。2018年には膨大な非正規労働者・派遣労働者の首が切られようとしています。2020年東京オリンピックに向かって小池都知事の民営化攻撃で公務員労働者の首が切られ、福島が切り捨てられようとしています。
 2017〜20年へ、改憲阻止決戦を含めて闘いが爆発します。改憲を先端にした「社会の大改造」に対し、「革命」を真っ向から対置し、その中で「新しい労働者の政党」をつくり出そう。
 作部新書記長をはじめ、新執行部は輝いています。「自分をのりこえる人格をつくるのが指導部の役割だ」という私のモットーは実現されています。これからも、ともに団結して頑張ろう!
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