２０１６年日誌　８月２２日～２９日
　自衛隊、武力行使の訓練開始へ／沖縄振興予算が１４０億円減

●米軍増強、岩国にＦ35配備へ　武井俊輔外務政務官と宮沢博行防衛政務官は山口県岩国市長に対し、米軍岩国基地に来年１〜８月、計16機の最新鋭ステルス戦闘機Ｆ35が配備されると伝えた。米国外での配備は初。（22日）
●機動隊が市民を１時間半拘束　沖縄県東村高江でヘリパッド建設に反対する市民ら約90人を機動隊が排除・拘束。けがで２人が緊急搬送。（22日）
●トルコ軍がシリア地上侵攻　トルコ軍が国境を越えてシリア領内に入り、対イスラム国の地上作戦を開始した。米軍機などが上空から支援。（24日）
●北朝鮮、潜水艦ミサイル発射　北朝鮮が日本海海上から潜水艦発射弾道ミサイル（ＳＬＢＭ）１発を発射した。約５００㌔飛行し、日本海に落下。（24日）
●日中韓外相が会談　岸田文雄外相、中国の王毅外相、韓国のユンビョンセ外相が約１年５カ月ぶりに東京都内で会談し、北朝鮮の核・ミサイル問題のほか、環境や防災、経済分野などの協力について協議。（24日）
●武力行使、訓練開始へ　政府は昨年９月に成立した安保関連法に基づき、駆けつけ警護など集団的自衛権行使も含めたすべての新任務に関する訓練を自衛隊に開始させると発表。11月中旬以降に南スーダンの国連平和維持活動（ＰＫＯ）に交代で派遣される部隊が25日から訓練を開始。（24日）
●共謀罪、要件変え新設案　政府は過去３回廃案となった「共謀罪」について、２０２０年の東京五輪やテロ対策を前面に出す形で、罪名を「テロ等組織犯罪準備罪」に変えた新案をまとめた。９月に召集される臨時国会に提出することを検討している。（26日）
●ＴＩＣＡＤ６が開幕　日本が主導し、アフリカ諸国の首脳が参加する第６回アフリカ開発会議（ＴＩＣＡＤ６）がケニアの首都ナイロビで開幕した。安倍首相は基調演説で「自由で開かれたインド太平洋戦略」を表明。今後３年間、インフラ整備や約１千万人の人材育成などに、官民で総額３兆円の投資を行う方針を明らかにした。アフリカでの開催は初で、日本の民間企業約70社が同行した。（27日）
●沖縄振興予算１４０億円減　内閣府は２０１７年度の沖縄振興予算の概算要求を、今年度当初予算よりも１４０億円減の３２０９億円とすることを決めた。（27日）
●陸自、離島奪還想定で演習　陸上自衛隊による国内最大規模の実弾射撃訓練「富士総合火力演習」が東富士演習場で一般公開された。陸海空自衛隊が統合作戦を行うとの想定のもとで隊員約２４００人が参加した。（28日）
●米軍、阪大の研究に３千万円　米軍が２０１３年から３年間、大阪大レーザーエネルギー学研究センターに研究資金として計約３千万円を提供していたことがわかった。（28日）
●慰安婦問題伝える「記憶の場」完成　日本軍軍隊慰安婦を支援する民間団体とソウル市が市内にある南山のふもとに造成した、慰安婦問題を後世に伝える広場「記憶の場」の完成記念式が開かれ、約１２０人が出席。（29日）