4学生無期停学とり消せ 8・25 京大当局を徹底弾劾しデモ
4学生無期停学とり消せ
8・25 京大当局を徹底弾劾しデモ
安倍の改憲・戦争攻撃へ、京都大学から反撃が始まりました!
昨年10月の京大同学会の反戦バリストの先頭に立った4人の京大生への無期停学処分決定から1カ月半。処分撤回署名は1211筆に達し、8月25日に第1次署名提出行動が闘われました。
提出先の教学部(教育推進学生支援部)建物入り口では厚生課長の瀧本を先頭に職員が窓口への進入を妨害し、「署名は受け取らない」「同学会には対応しないよう上司から言われている」と断言しました。腐りきった当局職員の態度を目の当たりにし、提出行動に集まった学生の怒りが爆発しました。
「1211人の怒りを見据えろ!」「『バリストは学生の権利を侵害した』と言いながら、学生の声である署名は受け取らないのか!?」「東電ですら原発反対の署名を受け取るぞ!」「独裁国家京都大学!」「軍事研究やると決まったら従うのか!」と次々と弾劾の声が飛びました。追及行動は周囲の注目を集め、話を聞きに来る学生も現れました。なにより、被処分者でない京大生が抗議の先頭に立ったことが当局を追い詰めました。
瀧本は「当局の決定が大学の決定だ」「東電さんとうちは違う」などと逃げに徹しようとしましたが、同学会中執を先頭に約1時間にわたり徹底弾劾が浴びせられました。同学会の作部羊平委員長が申入書を読み上げ、当局職員に怒りをたたきつけました。
行動の後、京都市内デモを40人の隊列で貫徹しました。デモに先立ち三条河原で行われた打ち合わせでは、同学会執行委員の学生が司会を務め、作部委員長が基調を提起しました。「今回の処分は安倍政権―山極総長体制の意志の反映であり、すべての労働者・学生への見せしめだ。同学会中央執行委員会はこの秋、改憲阻止・処分撤回の第2波ストに立ち上がる。京大当局は『処分はおかしい』という多くの人びとの声にまともに向き合うこともできない。処分撤回―改憲阻止の10・3京大開講日集会を1万人の規模で打ち抜こう!」
続いてともに闘う京大生、広島大学学生自治会の森田寛隆委員長、京都の闘う労働組合・ユニオン自立書記長が連帯発言を行いました。デモは圧倒的な注目を集め、用意したビラは沿道ですべて受け取られました。
安倍政権は憲法審査会で改憲論議を始めるとし、核武装を肯定する日本会議メンバーで固めた再改造内閣を発足、共謀罪(テロ等組織犯罪準備罪)の法案再提出も狙っています。だが、追い詰められているのは安倍政権の側です。戦争を止める労働者・学生の闘いが新たなステージに突入したことを示す闘いとして、署名提出行動とデモを打ち抜きました。
京大処分粉砕は秋の改憲阻止決戦と一体の闘いであり、安倍を打倒し戦争を阻止するまでやむことのない闘いであり、したがって革命の勝利まで終わらない、革命運動そのものです。全学連大会の成功をかちとり、最後の勝利まで闘いぬきます。
(京都大・A)