９・４徳島刑務所デモへ
　星野奪還へ新たな闘い始まる
　１００万人と結ぶ『星野新聞』と絵画展

　「星野さんをとり戻そう！全国再審連絡会議」が、星野文昭同志の奪還へ９・４徳島刑務所包囲デモを呼びかけている。この闘いを最先頭で担う革共同徳島県委員会のアピールも発せられた（前号４面）。全国から徳島に駆けつけ、４回目となる徳島刑務所包囲デモを闘おう。

安倍政権直撃する包囲デモ

　11月東京―ソウルを結ぶ国際共同行動が、日韓４労組から発せられた。これは、戦争と改憲、労働法制大改悪を狙う安倍政権への労働者階級の戦闘宣言だ。
　韓国では民主労総が、鉄道労組を先頭とする公共運輸労組の９・27ゼネストを皮切りにパククネ政権退陣へ11・12〜13全国労働者大会と民衆総決起に突き進もうとしている。米軍サード（高高度迎撃ミサイルシステム）配備絶対反対の闘いが星州（ソンジュ）で巻き起こっている。三里塚や沖縄の闘いと通じる住民丸ごとの戦争絶対反対の決起だ。
　中東、ウクライナとともに東アジアで激化する戦争の危機、世界大恐慌と新自由主義の破産、この攻撃に抗して高まる労働者人民の決起----まさに世界は革命情勢だ。
　星野同志は、獄中から「労働者人民こそ、国境をこえる団結した闘いで、自国政府と全資本家階級を打倒して、人間労働を奪い返すことを通して、誰もが人間らしく生きられる社会、人間的共同性に満ち満ちた人間本来の姿、社会を奪い返していくことができる」（８・６ヒロシマ大行動へのメッセージ）と訴えている。これこそ獄中42年、星野同志の不屈・非転向の生きざまであり、この星野同志の存在と闘いが日帝・安倍政権を震え上がらせている。星野同志を取り戻す闘いは、安倍政権の戦争と労働法制改悪を打ち破る闘いと一つだ。
　９・４デモは11月総決起の巨大な突破口であり、星野同志を奪い返す新たな闘いの始まりだ！

星野救援運動が沖縄で拡大

　星野闘争はこの１年間、飛躍に次ぐ飛躍をかちとってきた。その核心こそ１月に創刊された『星野新聞』だ。『星野新聞』はすでに15号まで発行され、労働組合を中軸に広範な労働者民衆が星野闘争の担い手となり、運動が拡大していく強力な武器になっている。
　「新聞を発行しているなんて星野救援運動は本物ですね」「新聞になったことで自信を持って配れる」などという多くの声が寄せられている。新たな出会いと決起が全国で生まれている。特に沖縄では、新基地建設と米軍の事件・事故への怒りと結合し、『星野新聞』が拡大している。
　絵画展では参加者全員に配布され、発行部数も確実に増加している。『星野新聞』を毎号読み、職場、地域、学園で拡大しよう。定期購読者や会員を増やし、財政の強化をかちとろう。星野同志解放の力を『星野新聞』でつくり出そう。
　絵画展は、星野同志の絵と暁子さんの詩、展示パネルなどを通して、労働者民衆の怒りと星野同志の闘いを一つにしている。多くの絵画展で労働組合を軸とする実行委員会がつくられ、地域の救援運動、市民運動、宗教者を組織し、広範な人民の決起をかちとっている。
　絵画展を機に新たな星野救援会が次々に結成されている。８月７日には北海道で「室蘭星野文昭さんを取り戻す会」が結成され、28日には静岡県沼津市で結成された。

労働者の未来かかった闘い

　１９７１年11・14渋谷闘争は、11・10沖縄全島ゼネストに連帯する渾身（こんしん）の決起だった。機動隊１万２千が渋谷の街を制圧する中、これを突き破った数万の労働者・学生・人民が深夜まで闘った。その中で機動隊員１人が死亡した。
　70年安保・沖縄闘争の頂点をなす闘いに恐怖した国家権力は、星野同志に「殺人罪」をデッチあげ、死刑求刑―無期懲役判決を下した。70年闘争の地平を破壊するために破防法弾圧、反革命カクマルの白色テロルと一体でかけられた大弾圧だ。
　しかし星野同志は、42年にわたる獄中闘争を不屈・非転向で意気高く闘いぬいている。この星野同志を奪い返すことこそ、労働者階級の未来をかけた闘いだ。星野同志奪還へ、獄壁を打ち砕く９月徳島闘争に総決起しよう。

------------------------------------------------------------
星野再審全国総会
　９月３日（土）
　徳島郷土文化会館（あわぎんホール）
　午後２時　開会／５時　デモ出発６時　総会第２部

徳島刑務所包囲デモ
　９月４日（日）
　鮎食（あくい） 川・春日橋脇の河川敷
　午前１０時　徳島駅前街宣／１１時　出発
　午後１時３０分　集会開始
　　　２時３０分　デモ出発

面会・差し入れ行動
　９月５日（月）午前８時　徳島駅前集合
　主催　星野さんをとり戻そう！全国再審連絡会議