9・1~2全学連大会の成功を 11月東京・ソウル・全世界の決起で朝鮮戦争と労働法改悪阻止しよう 9・27韓国ゼネスト連帯行動へ

週刊『前進』04頁(2775号01面01)(2016/08/29)


9・1~2全学連大会の成功を
 11月東京・ソウル・全世界の決起で朝鮮戦争と労働法改悪阻止しよう
 9・27韓国ゼネスト連帯行動へ


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 大恐慌と労働者階級人民の決起に追い詰められた帝国主義と大国の支配階級は、今や革命の圧殺をも狙って戦争をたくらんでいる。安倍政権は臨時国会で労働者の戦争動員体制構築を画策している。だが動労千葉の10月CTS(千葉鉄道サービス)就業規則改悪阻止の闘いをはじめ、全国の職場の闘いこそがそれを阻む。新自由主義が総破産し世界的に革命情勢が成熟する中、日韓4労組から歴史的な11月国際連帯共同行動が提案され、その招請状が発せられた。革命以外に労働者と人類の未来はない。すべての希望は11月総決起だ。9・27韓国ゼネスト連帯行動に立とう。壮大な11月の勝利へ大進撃しよう。

日韓の4労組が呼びかけ

 「韓日労働者が世界の労働者同志たちに送る招請状/東京―ソウル11月国際共同行動を訴えます」(本紙前号1面に全文掲載)が米韓合同軍事演習強行と第3次安倍再改造内閣と全面対決して発せられた。
 「韓日労働者」と冒頭にあるように、今までの11月労働者集会を超えた新たな巨大な国際連帯行動が呼びかけられたことに胸が躍る。
 招請状は「世界を覆う新自由主義攻勢」が「全世界を大恐慌と経済の崩壊に追い込みながら、結局、露骨な帝国主義戦争(世界戦争・核戦争)の惨禍にたたき込もうとしています。人類の生存を脅かす初の危機に対して......全世界の労働者が団結して闘争し、労働者階級の国際連帯の旗を共に掲げ、猛然と立ち上がらなければなりません」と訴え、さらに「資本は簡単に国境を越えて、世界の労働者階級に同じ攻撃をしています。敵は一つです。労働者階級もすべての分断攻撃を打ち破り、一つになって闘わなければなりません。民族・国籍・国境を越えた労働者が、日本と韓国の地で合流して、大恐慌―大失業・貧困と戦争から世の中を根本的に変革する闘争を共に開始しましょう!」と結んでいる。
 20世紀の初めにロシアの労働者が世界に発した呼びかけが、21世紀の今日、11月国際共同行動という新たなインターナショナルの訴えとしてよみがえった。ここで全世界に呼びかけられているゼネストと国際連帯のアピールの核心は「労働の奪還」だ。
 アメリカのILWU(国際港湾倉庫労組)ローカル10の労働者は、日本や韓国の労働者をサンフランシスコに迎えた際、橋や港が現場労働者のどのような労働によって建設されたかを誇らしく語ってくれたという。
 動労千葉の反合・運転保安闘争も、動労水戸の被曝労働拒否の闘いも、全国各地の仲間の職場闘争も、自分の労働の誇り、自分が他者と結びついている人間的共同性への喜びこそが、エネルギーの源泉となっている。
 7・26相模原事件は、米軍基地での爆発火災事故(昨年8月24日)の記憶もまだ新しい街で、民営化と労組破壊により団結が解体され、人間的共同性が奪われる中で起こった。民営化・総非正規職化で労働の誇りと共同性を破壊し、その「空隙」に「虚偽の共同性=天皇制」を潜り込ませるのが安倍のやり方だ。
 相模原事件は「障害者抹殺」の優生イデオロギーで、施設の入所者と労働者を、あるいは労働者たち自身を、相互に分断し支配しようとする大攻撃であり、「天皇メッセージ」と本質的に同じだ。新たな天皇制攻撃と7・26事件に立ち向かうためには、「虚偽の共同性」を打ち破る労働者階級の共同性を職場で打ち立て闘うことだ。労働者は、労働組合の組織化を水路とした「労働の奪還」の闘いをもって、現実の悲惨や絶望も、この破産し腐り切った社会をも変えることができる。
 婦人民主クラブ全国協の闘いや、障害者解放闘争、入管闘争、教労、自治体、郵政、合同労組の闘い、動労神奈川の実践や労働委員会闘争として、闘いは始まっている。11月の大挑戦へ全課題を束ねて勝利しよう。

世界が革命的情勢にある

 7月参院選で実践した「3大方針」を、さらに全国で継続的に実践し発展させよう。
 第一に、宣伝・扇動のさらなる変革と飛躍をかちとることだ。その軸は『前進』の読了と配布と活用にある。それを軸に無数のビラを作って配布しよう。その中身の核心は「労働の奪還」と「労働者には社会を変革する力がある」という革命思想だ。労働法制改悪阻止を戦争・改憲阻止と一体で訴えよう。
 第二は、労組と地域の拠点建設に勝利することだ。すでに東京で始めているように、革命勝利の闘いの具体的展開には「ここを拠点にしよう」という職場や地域・大学が必ずある。ささやかに見える闘いも重視し、職場全体を獲得する大胆な構想で闘いぬこう。
 第三に、1千万の労働者人民との結合だ。韓国のサード配備阻止闘争は、星州(ソンジュ)配備をパククネに断念させる寸前にまで迫っている。ここから学ぶことは、労働組合が軸に立って闘うなら、あらゆる階級・階層の決起が促されて、ゼネスト・ソビエト・プロ独の現実性を開くということだ。
 韓国・サイバー労働大学代表のキムスンホ氏は民主労総政策代議員大会(8月22〜23日)への寄稿で、現在の韓国情勢を「革命的情勢」と規定し、プロレタリア権力樹立が問題になる情勢としてとらえ、その立場から自己の飛躍をかけて闘おう、そういう情勢が来ているということを提起している。この訴えを私たち自身の飛躍をかけて実践しよう。
 安倍は23日、再改造内閣の「最大のチャレンジ」と言う「働き方改革」のために、厚労省関係部局の大幅な組織改編に着手すると発表した。これは、国鉄分割・民営化強行の時に、運輸省や国鉄局の「守旧派」をばっさり切ったのと同じ手法だ。同時に安倍は最低賃金を「過去最大に」引き上げると発表した。全国平均で時給が25円上昇という許し難い内容だ。これこそ「最低賃金=最高賃金」を狙った攻撃であり、「非正規という言葉をなくす」と称して全労働者を非正規職化する攻撃の一環なのだ。
 安倍は総非正規職化をもって労働組合を絶滅し、社会を総改造・総翼賛化して戦争・改憲に突入しようとしている。それは労働者が闘わないことを前提にしている。しかし闘えば勝てることは示されている。それは国鉄分割・民営化に伴う採用差別の不当労働行為を認めさせた動労千葉の昨年6・30最高裁決定、鈴木コンクリート工業分会の闘い、そして全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部、全国金属機械港合同をはじめ全国の多くの職場闘争での豊かな経験によって鮮明である。

11月へ『前進』駆使しよう

 京都大学の4学生への無期停学処分、沖縄大学での8・3不当処分との闘いも同じだ。全国の街宣では、奨学金や就職活動で苦闘する大学生や高校生、親たちの世代から処分への怒りが次々と寄せられている。京大処分を粉砕し、9・1~2全学連大会を成功させ、11月総決起へ進もう。
 三里塚50年の闘いは、11月国際共同行動にまで到達した日本階級闘争への国際的信頼と革命の策源地だ。市東さんの農地法裁判の9・7最高裁行動に立とう。
 原発事故を居直り、再稼働を強行し、賠償と甲状腺検査の打ち切りを狙う安倍を許すな。動労水戸、動労福島、ふくしま共同診療所の闘いで被曝労働拒否が愛媛、舞鶴、東京の自治体労働者など全国に広がり、安倍の福島圧殺攻撃は本質的に粉砕されている。
 獄中42年の星野文昭同志奪還へ9・4徳島刑務所闘争に立とう。全国水平同盟の呼びかける「崇仁署名」を全国に拡大しよう。
 8月23日、泉佐野市議の国賀祥司同志が無念にも逝去された。7・24関西空港反対闘争の基調報告で国賀同志は「労働組合が団結して闘えば戦争は阻止できる。沖縄、三里塚、福島、動労千葉、韓国・民主労総、世界の労働者と団結して闘おう!」と訴えた。遺志を引き継ぎ闘おう。そのためにも『前進』を思い切って活用し拡大しよう。労働者民衆は毎号の『前進』を待ち望んでいる。
 壮大で歴史的な11月国際共同行動へ、最高の気迫と熱意をもって10週間を闘いぬこう。そのための決定的な闘いが東京での9・27韓国ゼネスト連帯行動だ。労組交流センターや全学連を先頭に11月国際共同行動の勝利をかけて決起しよう。

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11・6東京―11・12ソウル 国際共同行動

◎11月5日(土)国際連帯集会
 午後1時 千葉市商工会議所14階ホール
◎11月6日(日)全国労働者総決起集会
 正午 東京・日比谷野外音楽堂
◎11月12日(土)、13日(日)
 労働大改悪阻止!民衆総決起・労働者大会(韓国ソウル)

 主催/国鉄千葉動力車労働組合、全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部、全国金属機械労働組合港合同、全国民主労働組合総連盟ソウル地域本部

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