９・４徳島刑務所デモへ
　星野同志奪還へ全国から結集を

　来る９月４日、無実の星野文昭同志奪還へ、「星野さんをとり戻そう！全国再審連絡会議」主催の徳島刑務所包囲デモに全国から結集されることを、革共同徳島県委員会から呼びかけます。

獄中同志奪還の時代が到来した

　世界大恐慌下で戦後世界体制が激しく崩壊している中、星野再審弁護団長の鈴木達夫弁護士を先頭に参議院選を闘いぬいた。日本階級闘争、労働運動は、参院選決戦から２０１８年へ、戦後日本階級闘争の様相を一変させる国鉄分割・民営化以来の大決戦、大激動に突入した。星野同志をはじめすべての獄中同志を奪還する時代が来た。
　新自由主義攻撃に対し国鉄闘争と星野闘争は一体で闘いぬいてきた。動労千葉の反合理化・運転保安闘争、動労水戸の被曝労働拒否闘争でつかみ取った「労働の奪還」論は、星野救援運動に巨大な力を与えている。
　沖縄返還協定批准阻止の71年11・14渋谷暴動闘争は、11・10沖縄全島ゼネストと連帯し、首都でかちとった闘いだ。そこには「労働者は死んではならない！　死すべきは基地だ」という、基地労働をめぐる全軍労と全国の青年の怒りの連鎖がある。この闘いに恐怖した日帝は、破綻しながらも星野同志へのデッチあげ「殺人罪」による無期懲役判決に踏み込んだ。
　これとの対決が徳島刑務所包囲デモの原点だ。生きる希望のすべてを奪う無期懲役刑に対し、「労働者階級の力で星野さんを取り戻すんだ」「分断を自らの足と声で打ち破り、星野に届けるぞ」（『愛と革命』97、98㌻）と直接、徳島刑務所に叫ぶ闘いだ。
　「われわれ労働者は、監獄ごときで団結を失う存在ではありません。どこにいても団結をします。仲間を取り戻すまであきらめることはありません」（８・５ヒロシマ青年集会）という世代を生み出していく。

労働運動の力で全証拠開示を！

　獄中同志は権力の弾圧との闘いの最前線にいる。プロレタリア革命運動、階級的労働運動に対する圧殺攻撃＝弾圧は不可避である。だからこそ弾圧と闘う救援運動は、革命運動の生命線であり、仲間との団結を拡大する階級的労働運動の重要な一環である。
　先進的労働者により、松川事件の救援運動のように職場で星野救援運動が始まっている。合同・一般労組の運輸現場では『愛と革命』の読み合わせで団結を固めている。保育労働者は、正規・非正規の団結の始まりに、職場の近くで絵画展を開催した。教育労働者は、労組大会と同じ会場で絵画展を開催し、多くの分会員の来場を得た。
　職場への星野ビラ、手紙、絵画展など救援運動の取り組みは、完全黙秘・非転向を実践する力となり、労組拠点と地区党建設の推進力になる。それが獄中同志を防衛し、星野再審闘争での全証拠開示をかちとる階級的力関係をつくっていく。
　星野同志がわれわれに託した「絵画」は、新自由主義の共同性破壊の対極にある。沖縄・東京を始め１千万人との絆（きずな）をつくり出し、合同労組を始めとする広範な陣形をつくる力となっている。愛読され、活用される『星野新聞』を全国の力で育て上げよう。

11月の国際共同１００万決起へ

　星野同志は今70歳、８月６日に獄中42年目に入った。検察が隠し持つ全証拠の開示を実現し、星野解放をかちとろう。
　９・４徳島刑務所包囲デモで、①星野同志との団結を固め、②友人面会をかちとり、③獄中同志の健康と権利を守る処遇を実現しよう。
　韓国では、ハンサンギュン民主労総委員長への懲役５年の一審判決に怒りが沸いている。
　彼は面会で「民主労総中央指導部への脅迫でしょう。ハンサンギュンをこれほどまでにしたのに、お前たちはまだ騒ぐのか？　静かにするのか？　こういうクエスチョンでしょう」と語った。まさに「星野のようになりたいか？」という恫喝・転向強要と同じだ。９・４徳島刑務所包囲デモは、ソウルに通じている。本土での沖縄闘争でもある。
　９・４徳島刑務所包囲デモに総結集しよう！
（革共同徳島県委員会）

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２０１６年星野再審全国総会
　９月３日（土）
　徳島郷土文化会館（あわぎんホール）
　午後２時　開会／５時　デモ出発６時　総会第２部
徳島刑務所包囲デモ
　９月４日（日）
　鮎食（あくい）川・春日橋脇の河川敷
　午前１０時　徳島駅前街宣／１１時　出発
　午後１時３０分　集会開始
　　　２時３０分　デモ出発
面会・差し入れ行動
　９月５日（月）
　午前８時　徳島駅前集合
　主催　星野さんをとり戻そう！全国再審連絡会議