安倍昭恵が高江急襲 三宅洋平が分断の先兵に
週刊『前進』04頁(2773号03面03)(2016/08/22)
安倍昭恵が高江急襲
三宅洋平が分断の先兵に
8月6日、安倍首相の妻・昭恵が三宅洋平を帯同して沖縄・高江のヘリパッド建設反対座り込み現場に行った。(写真)
両者のツイッターによれば、そもそもの始まりは、7月に三宅とその支持者らが昭恵と池袋のバーで会食したことだ。昭恵はその場で、三宅と安倍を電話でつないだ。三宅はその様子を次のように描写している。「昭恵さんは、その場で総理と俺を繋(つな)いでくれた。『立場は各々ながら、国を思い世界を憂う国士として同じ気持ちだと思っています。選挙では多少口を荒らしましたが、失礼します』と伝え『大丈夫です、それが選挙ですから』と」
昭恵はその後、三宅が渡したドキュメンタリー映画『標的の村』を見たと言い、「実態を知らなかった。現場に行って、自分の目で見てみたい」と語り、8月6日、カメラクルーも帯同して、沖縄・高江に行った。
昭恵の行動の背景は何か。沖縄では、沖縄大学学生自治会や青年労働者・基地労働者の決起が人民の根源的な怒りを解放して、今や沖縄選出の衆参6議員中、自民党はゼロだ。昭恵はこの現実に焦り、分断を狙って今回の襲撃にいたったのだ。そのために動いたのが、安倍と意気投合した三宅だ。
支持者からの批判に三宅は「いくらでも幻滅すればいい。俺は俺だから、何も減らない」と冷笑。沖縄現地の抗議にも居直っている。
これらすべての分断攻撃を弾劾しよう。
(群馬 田島俊昭)