労働基本権と公共部門を守るためストで闘う 民主労総ソウル地域本部 公共運輸労組ソウル本部長 コドンファンさん
週刊『前進』02頁(2772号02面02)(2016/08/18)
労働基本権と公共部門を守るためストで闘う
民主労総ソウル地域本部 公共運輸労組ソウル本部長 コドンファンさん
こんにちは。動労千葉と、ともに闘う同志の皆さん!
公共運輸労組は、民主労総所属で組合員17万人余りの公共部門労働者を組織している労働組合です。鉄道労組、地下鉄労組、国民健康保険労組、国民年金労組、ガス公社労組など、韓国社会の交通、福祉、エネルギー、研究分野など、主要公共部門労働者が団結してともに闘っています。
動労千葉同志の皆さんの民営化阻止と戦争反対および平和のための闘争に心より尊敬の念を伝えます。そして動労千葉とともに闘う日本の同志たちの闘いが必ず勝利し、労働者のための労働基本権、公共部門の公共性が必ず実現されることを心から望みます。
まず、民主労総の闘いの報告を少し申し上げます。民主労総ハンサンギュン委員長が、昨年11・14民衆総決起闘争など、パククネ政府の誤った労働政策に反対する闘いを主導したという理由で、一審裁判で懲役5年を宣告され拘束されています。そして民主労総組織室長なども懲役1〜3年が宣告され拘束されています。公共運輸労組チョソンドク副委員長も懲役2年が宣告され、現在拘束されています。
今でもパククネ政府は、財閥と資本のための労働政策として労働者の安易な解雇と一生非正規職の労働者を拡大する政策を継続して推進しています。したがって今後民主労総は、パククネ政府の誤った労働政策に対して、粘り強く闘争して必ずこれを防ぐでしょう。
公共運輸労組は現在、9・27ストライキ闘争を予告し準備しています。2002年に鉄道、発電、ガス労働組合のストライキで争点化された「公共部門民営化」政策は、今パククネ政府でも進行中です。先日もパククネ政府は鉄道、ガスなどを民営化する計画を発表しました。公共部門に対する攻勢は、パククネ政府初期から構造調整、民営化、賃金ピーク制、成果年俸制、低成果者退出制(安易な解雇)および非正規職拡大につながっています。これは公共部門縮小と民営化を通じて、財閥と資本の私腹を肥やし、公共部門労働組合を破壊しようとする戦略から出た攻勢です。
公共運輸労組は、労働者の労働基本権を守るのはもちろん、国民のための公共サービスと福祉のための最後の防御線である公共部門を必ず守るという覚悟でストライキ闘争を組織しています。
日本、全世界の労働者と連帯して、世界的に拡大した新自由主義政策を廃棄させるのはもちろん、労働者の労働基本権を必ず完全に実現させ、公共部門が99%の労働者、民衆のための公共サービスとなるように力強く闘争します。
戦争をたくらむ資本とその追従勢力に立ち向かい、必ず平和が実現されるその日までともに闘います。ともに闘い、必ず勝利しましょう!