団結ひろば 投稿コーナー

発行日:

週刊『前進』04頁(2771号04面05)(2016/08/15)


団結ひろば 投稿コーナー

「A2‒B‒C」上映・講演会が横浜で成功
 NAZEN神奈川 中村省造

 7月12日の常磐線の一部運行再開に反対し、動労水戸の被曝労働拒否ストライキを中心にした動労総連合の統一行動が闘われました。これと一体の闘いとして7月24日、かながわ県民センター・ホールでNAZEN神奈川と東電デモ実行委の共催で「A2―B―C」横浜上映会・講演会を開催しました。多数の新たな参加者を含む80人が参加し大成功しました。
 最初に、映画「A2―B―C」が上映されました。福島で生きる子どもたちに、今何が起きているのか----甲状腺検査で、膿(のう)ほうや、しこりを持つ子どもが増えている。やがてがんや白血病になるかもしれないと不安を訴える福島の子どもたちと、その親たちが描かれている映画だ。
 「貴重な映画だ。胸が詰まる内容です。もっと多くの人に見てほしい」「膿ほうが見つかった子どもたちに対して、原発事故の放射能とは関係ないと言う学者、医者は無責任、いや犯罪的なものを感じた」という感想が寄せらました。
 続いて、映画にも登場した、ふくしま共同診療所の杉井吉彦医師から講演を受けました。杉井医師は、「福島の現実は映画に描かれている3年前からさらに深刻化している。甲状腺がんが多発している(173人)。原発事故はまったく収束していない。除染して年間20㍉シーベルト以下に下がれば全員帰還させる。そのために補償は打ち切ろうする攻撃は許すことができない。福島では医療が最悪の状態になっているから、ふくしま共同診療所を建設した。『避難・保養・医療』を原則として、何十年もやろうと考えている。福島の子どもたちを守ることは、医師、人間としての責務である」と熱っぽく訴えました。
 参加者からは、「放射能による健康被害を少なくするために活動されている共同診療所のあり方、役目に敬意を表し、賛同します」と感想が寄せられました。
 NAZEN神奈川は、避難者と結びつきを強め、「保養」闘争も拡大していきます。11月東京・ソウル・全世界同時行動へつき進みます。

新しい政党づくりは労働者自身の事業だ
 金属労働者 上川礼二

 参議院選挙のただ中、わが工場門前に、「新しい労働者の政党をつくろう」と訴える鈴木たつおさんが街頭演説に来た。歴史的登場だ。
 鈴木さんが工場の門前で演説を始めると、驚愕(きょうがく)した会社の総務部が出てきて街宣隊に詰め寄り、工場の前での宣伝活動を制限しようとした。だが、鈴木さんら街宣隊は毅然と工場門前に陣取って演説を始めた。
 鈴木さんの登場に、工場労働者は「あの人は誰?」「こんなこと、初めてだ」と激しく反応した。仕事を終えて門から出て行く労働者はビラを次々と受け取り、鈴木さんに手を振って連帯感を表した。門前は工場内から監視カメラで24時間撮影されているにもかかわらず!
 後日職場は、「門前に来た鈴木さんのビラが家に届いた」「『前進』がポストに入っていた」と喜ぶ声と、「誰の差し金だ!」と体制内派が叫ぶ、動と反動が入り混じる状況になった。
 われわれの選挙闘争によって、激しい階級激突が職場の中に起こり、職場は党派選択の場になったのである。われわれはこの事態を、「待っていた!」とばかりに、職場労働者の組織化に打って出ている。改憲絶対反対の1万6千票の現実は職場にあるのだ。「新しい労働者の政党」の建設は労働者の事業なのだ。



参院選の街頭演説で元気をもらいました
 建設関係労働者 O・S

 選挙戦での街頭演説闘争に参加させてもらい、学びました。
 鈴木候補の「戦争は突然起きるものではない。日々準備をして戦争をするのだ」。斎藤全学連委員長の「労働者が世の中を動かしているのだ」等の発言。日々発言を工夫し苦闘し頑張っている姿に感動しました。
 9日の新宿駅での街頭演説会で彼らの発言の迫力に涙しました。演説をしても、どれだけ聞いてもらっているのだろうか。選挙ビラもあまり受けとってくれない。悔しい思いをしても人を信じて元気に頑張っている学生の明るさ。動労千葉の田中委員長、動労水戸の辻川副委員長の、労働者を信じ日々苦闘している姿、うまくいかない悔しさをばねに未来を夢見て頑張っている姿に勝利の展望を感じました。
 正しい理論、方針は絶対必要です。この方針を並べるだけのむなしさを感じさせなかったのは、街頭演説グループの団結の勝利だと思います。
 今の世の中、このままいったら排外主義が台頭し世界戦争に突き進んでしまいます。広島・長崎、沖縄の悲惨を二度と許してはなりません。
 この参議員選挙を通して、鈴木さん、そして学生の明るく駆け回る姿に元気をもらいました。人は楽しい時も苦しい時も団結して頑張らなくてはいけないことを学びました。私も、清らかに明るく楽しく生きていこうとの思いを一層強くしました。鈴木さん、全学連の皆さん、本当にありがとうございました。

このエントリーをはてなブックマークに追加