全学連大会への招請状 京大停学処分撤回させ改憲阻止の大学ストを

週刊『前進』02頁(2768号02面03)(2016/07/28)


全学連大会への招請状
 京大停学処分撤回させ改憲阻止の大学ストを


 全学連第77回定期全国大会に向け、全学連中央執行委員会から招請状が発せられたので要約して紹介します。(編集局)
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 全国の学生のみなさんに、全学連第77回定期全国大会への参加を呼びかけます。
 「戦争をとめるための百篇のすばらしい理屈の先に、決断と具体的行動とがいま求められている」(京都大学同学会HPより)——安保関連法への怒り冷めやらぬ昨年10月、「戦争を止める道」を指し示す闘いとして京大の仲間はキャンパスから反戦ストライキに立ち上がりました。これへの今年3月の「威力業務妨害」でっち上げ弾圧粉砕に追いつめられた京大当局は7月12日、4学生に「無期停学」処分を下しました。
 この中に、戦争へと向かう今の時代と「大学の腐敗」が凝縮しています。京大の仲間たちは処分への怒りを糧に、「戦争を止めるためにストライキが必要だ!」と呼びかけています。ここに、学生の真の可能性が示されています。今次大会を、改憲・戦争への危機感から新たに行動に立ち上がり始めた広範な学生、学費・就活・奨学金で苦しむ無数の学生と結びつく歴史的大会として成功させたい。
 今次大会の最大の課題は、安倍政権の改憲・戦争への道と立ち向かい、戦争を必ず止める学生運動の登場をかちとることです。全国に闘う学生自治会を甦(よみがえ)らせることです。今秋の憲法審査会から本格的な改憲論議が開始されようとしていますが、安倍政権は磐石ではありません。キャンパスや職場からのストライキの中に、改憲阻止の道はあります。
 安倍は、改憲を前に労働運動・学生運動の解体に踏み出しています。大学では「大学改革」の名の下に、「戦争動員」攻撃が始まっています。労働者派遣法改悪、労働契約法改悪は「第二の改憲」攻撃です。
 改憲・戦争の背景をなすものこそ、世界大恐慌=資本主義の終焉(しゅうえん)です。かつて世界戦争に向かった歴史と同様の過程が進行しています。「1%」の支配者に強制される戦争・貧困。しかし今や、「99%」の側が国境や民族による分断をうち破って闘いに立ち上がり始めています。革命の開始です。
 11月、動労千葉と韓国・民主労総ソウル地域本部が手を携え、万国の労働者に国際労働者共同行動を呼びかけています。国際連帯と自国政府打倒のゼネストこそ、社会変革の力です。私たちは、参院選で「革命」を訴える鈴木たつお弁護士を押し立て、1万6187票を獲得しました。この革命前夜、キャンパスで、国会前で、そして国政選挙をも舞台として闘う全学連とともに、社会の根底的変革へともに行動を開始しよう!
(招請状の全文は全学連のウェブサイトで公開されています。http://www.zengakuren.jp)

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【要項】
9月1日(木)〜2日(金) 東京都内
参加費 1000円(会場費、資料代など)
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