ユニオン習志野弾圧弾劾 解雇撤回闘う労組破壊が狙い
ユニオン習志野弾圧弾劾
解雇撤回闘う労組破壊が狙い
7月12日に強行された「詐欺罪」をデッチあげてのユニオン習志野への弾圧と、DC会館への不当な家宅捜索を弾劾する「日刊動労千葉」第8131号を転載し紹介します。(編集局)
DC会館への不当家宅捜索弾劾!ユニオン習志野への弾圧許すな!
●改憲・労組つぶしの弾圧粉砕!
千葉県警は7月12日、ユニオン習志野が組合事務所として使っていたアパートについて、「うその使用目的を言って部屋を借りた」として、詐欺の容疑でユニオン習志野の仲間2名を不当逮捕した。それを口実に、動労千葉やユニオン習志野、ちば合同労組、当該二人の自宅などに対して不当な家宅捜索を強行した。
今回の「詐欺容疑」は100%でっち上げだ。二人の仲間への不当逮捕は、何よりもユニオン習志野の闘いに追い詰められた習志野市と警察権力がグルになって行った労組つぶしの弾圧だ。押収物には組合の旗やゼッケンまで含まれている。
●追い詰められた習志野市
ユニオン習志野は習志野市役所の労働者で組織された労働組合だ。
今回の弾圧は、とりわけ「障がい者枠」で正規採用されながら今年2月末に解雇された労働者の解雇撤回闘争をつぶす攻撃だ。
ユニオン習志野はこの解雇撤回闘争を通して多くの注目と支持・支援を集めてきた。
二十数回にわたって新聞報道され、習志野市議会においても問題にされた。多くの議員からも解雇を撤回すべきという意見が発せられている。
習志野市・警察権力は、次々に影響力を拡大するユニオン習志野の闘いに完全に追い詰められたのだ。
●闘いの拡大圧殺を狙う
ユニオン習志野は、動労千葉やちば合同労組とともに闘いにたちあがった労働組合だ。今回の弾圧は、動労千葉の闘いが地域へと広がろうとすることへの弾圧でもある。動労千葉が戦後労働法制の歴史的大改悪に対して闘いにたち上がる中で、闘争を圧殺しようとしているのだ。
同時に、労組つぶしを通して改憲を推し進めようとする攻撃だ。参議院選で実現した「改憲勢力3分の2」が持つ意味が、今回の弾圧によってはっきりと示されている。
われわれは、この労働組合に対する弾圧を徹底的に弾劾する。労働組合への不当家宅捜索も、ユニオン習志野の仲間に対する不当逮捕も絶対に許さない。労組破壊攻撃を粉砕して階級的労働運動を復権し、戦争・改憲を何としても阻止するために全力で闘いぬく決意である。