２０１６年日誌　6月21日～27日
　安倍「憲法審通じ３分の２勢力形成」／英がＥＵ離脱へ

●安倍、選挙後「憲法審通じ３分の２勢力形成」と表明　日本記者クラブ主催の与野党９党による党首討論会が都内で開かれ、安倍首相は改憲について「（参院選で）争点にしないとは言っていない」としつつ「憲法審査会で議論しながら３分の２を構成するよう努力していく」と主張した。（21日）
●参院選公示　第24回参議院選挙が公示された。選挙区（改選数73）２２５人、比例区（改選数48）１６４人の計３８９人が立候補を届け出た。今回の参院選から、国政選では初めて18歳以上が投票できるようになる。（22日）
●北朝鮮、弾道ミサイル発射　北朝鮮は日本海側の江原道（カンウォンド）元山（ウォンサン）付近から中距離弾道ミサイルのムスダンとみられる飛翔（ひしょう）体２発を発射。（22日）
●鴻海、シャープ７千人削減示唆　シャープを買収する予定の台湾の鴻海（ホンハイ）精密工業が、国内外で７千人規模の人員削減や海外拠点の整理をする可能性を認めた。（22日）
●沖縄「慰霊の日」　戦後71年の「慰霊の日」で、沖縄全戦没者追悼式が糸満市摩文仁（まぶに）の県平和祈念公園で行われ、来賓あいさつを行った安倍首相に参列者から「安倍帰れ」とやじが飛んだ。（23日）
●英、ＥＵ離脱へ　ＥＵ（欧州連合）からの離脱を問うイギリスの23日の国民投票は離脱票が残留票を上回った。英国は、28カ国に拡大したＥＵから脱退する初めての加盟国。（23日）
●東証１２８６円安、欧米も急落　英国のＥＵからの離脱が決まり、世界の金融市場に動揺が広がった。日本では円高・株安が進み、日経平均株価は一時１３００円超下落。欧州各国や米国の株式市場も大幅安となった。（24日）
●伊方原発、核燃料搬入開始　四国電力は伊方原発３号機（愛媛県）の原子炉に核燃料を入れる作業を始めた。27日までの４日間でウラン・プルトニウム混合酸化物（ＭＯＸ）燃料16本を含む計１５７体を入れる予定。（24日）
●共産議員「人を殺すための予算」発言を撤回　日本共産党衆院議員の藤野保史政策委員長はＮＨＫの討論番組で、防衛予算について「人を殺すための予算」と語った。藤野は同日夕、この発言を「不適切であり取り消す」と文書で撤回した。（26日）
●米軍属、酒気帯び運転で逮捕　沖縄署は、沖縄市の県道33号で酒気を帯びた状態で車を運転したとして、米軍嘉手納基地所属の軍属を道交法違反の疑いで現行犯逮捕した。（26日）
●五輪・パラ教育、全国の学校で推進　20年東京五輪・パラリンピックの教育に取り組む全国の学校を、大会組織委員会が「教育実施校」として認める仕組みをつくる方針を固めた。認定校には大会エンブレムを組み合わせて新たにつくる「組織委マーク」を使う権利を認めるほか、表彰も検討。（27日）
●トルコ大統領、ロシア機撃墜を謝罪　シリアで軍事作戦に従事していたロシア軍機をトルコ軍機が撃墜した昨年11月の事件をめぐり、トルコのエルドアン大統領がロシアのプーチン大統領に謝罪の意を伝えた。（27日）