保育園落ちた日本死ね!!! 安倍「待機児解消」の大ウソ
週刊『前進』02頁(2760号02面02)(2016/06/30)
保育園落ちた日本死ね!!!
安倍「待機児解消」の大ウソ
安倍政権はすべて「命よりカネ」です。「待機児解消」という大うそをついて公立保育所をなくし、保育すら金もうけの対象にしようとしています。今以上に保育事故が起こるのは必至です。
子育て中の労働者にとって子どもが保育所に入れるかどうかは大問題です。非正規職化が進んで家族総出で働きに出なかったら食べていけないくらい賃金が下がる一方、税金や保険料、食料品はどんどん上がっています。「オリンピックで何百億円無駄に使ってんだよ。エンブレムとかどうでもいいから保育園作れよ。有名なデザイナーに払う金あるなら保育園作れよ。どうすんだよ会社やめなくちゃならねーだろ。ふざけんな日本」。「保育園落ちた日本死ね!」は安倍・新自由主義への怒りの爆発です。
追い詰められた安倍政権が「待機児解消」のペテンでやろうとしているのは、公立の保育所をつぶして企業が金もうけのために経営する民間保育所に換えることです。公立保育所は「保育は福祉であり公的に保障されるべきもの」としてつくられてきました。その公立を「金がかかるから」と民営化し、「ともかく受け皿を増やせ」と子どもの安全のための最低限の基準すらなくそうとしています。定員を超えて子どもを詰め込んだり保育士数を基準の半分にして無資格の人にも保育させる法人に補助金を出し始めました。
安倍政権の言う「保育士の待遇改善」も大うそです。保育労働者の非正規職化が進められ、労働強化と労組破壊の攻撃が加速しています。職場は分断され、限られた人数で多人数の子どもたちを早朝から深夜まで見ることが強いられています。人員削減で保育事故が激増し、日本共産党が推す認可保育所でも事故が増え続けています。
これ以上、安倍と全既成政党による公立保育所つぶし、民営化と総非正規職化、労組破壊、安全破壊を許してはなりません。労働組合が地域の中軸を担って闘い、保育を取り戻しましょう。参院選・鈴木たつお候補の勝利で「命よりカネ」が支配する社会を根本からひっくり返しましょう。