鈴木候補とともに労働者の新政党をつくる大カンパを

週刊『前進』04頁(2759号03面02)(2016/06/27)


鈴木候補とともに労働者の新政党をつくる大カンパを


 6月22日に参院選が公示され、鈴木たつお候補を先頭に全党、全支持者、『前進』読者が総力で闘いぬいています。
 都知事舛添が打倒され、「次は安倍を倒せ!」の声が職場・街頭で満ちています。「このままでは生きていけない」という根底的な変革を求める労働者の叫びです。しかしこの労働者の声に応える政党がありません!
 この時、鈴木たつお候補が参院選の最大の争点として掲げる「新しい労働者の政党をともにつくろう」という訴えが労働者人民の魂をつかみ、職場・地域での大きな共感と支持をつくり出しています。
 党派闘争に勝ちぬき、労組拠点建設、階級的労働運動の飛躍と前進をかちとりましょう。

沖縄の怒りと結んで

 勝利の情勢と条件は満ちています。1千万労働者の怒りとひとつになる武器『前進』が都内で毎週、数万部配布されています。街頭では期待、共感、あるいは驚きで手にする労働者との出会いがあり、『前進』定期購読者も現れています。
 参院選を最後まで闘い勝利するために、これまでを倍する夏期カンパを訴えます。
 6月19日に那覇市で行われた沖縄県民大会には6万5千人が結集しました。集会では、参加者が「怒りは限界を超えた」「海兵隊は撤退を」のボードを高く掲げました。140万沖縄県民の要求は「沖縄のすべての米軍基地を今すぐ無条件で撤去しろ」であることをはっきりと示しました。「オール沖縄」は完全に崩壊しました。
 闘いに勝利する道は、基地労働者を先頭とした沖縄全島ゼネストで基地の島=非正規職の島を根底から変革することです。
 鈴木たつお参院選闘争は、基地全面撤去を闘う沖縄と連帯し、さらに獄中41年、無実の星野文昭同志を奪還する闘いでもあります。「星野の命はわが命」と闘う鈴木たつお候補の必勝を実現しよう。

労働者の団結が鍵だ

 安倍政権は「地獄」からの出口を求めて、朝鮮侵略戦争参戦・改憲と労働法制大改悪に絶望的に突き進もうとしています。だが99%の労働者人民はそんな政治を断じて認めていません。
 支配者の腐敗、分裂、崩壊が次々に明らかになり、これまでを倍する労働者人民の怒りと行動が始まっています。労働者階級の団結と決起が勝敗の鍵を握っていることが日々鮮明になっています。連合の分裂・崩壊情勢はこのことをはっきりと示しています。
 動労千葉の中野洋前委員長は「連合の結成直後から連合の崩壊が始まった」と喝破しました。動労千葉の闘いは、1980年代の国鉄分割・民営化攻撃にかけた日帝の狙いを根幹において打ち破りました。「日本労働運動の宝」ともいうべき、国鉄1047名解雇撤回闘争がこの中から生み出され、今日まで不屈に闘われています。
 国鉄闘争の100万支援陣形の中軸である日教組と自治労の存在、何よりも現場労働者の闘いが連合の中にくさびを打ち込んできたのです。
 国鉄分割・民営化での不当労働行為を認定した6・30最高裁決定、連合の分裂・崩壊情勢は絶好のチャンス到来です。
 1300万都民を対象とした選挙戦で、労働者の利益を貫く労働組合を職場からつくり、労働運動を再建する闘いを自らの職場で展開しましょう。
 大転向の「野党共闘」(日本共産党)や「自分たちが保守」(民進党)という連中の政治に労働者の未来はありません。
 6月1日の動労東京の結成は、JR職場だけでなく東京の労働運動の激変を生み出しています。参院選こそ東京における労組拠点建設を一気に推進する場です。合同労組建設と一体で闘おう。

安倍政治断ち切ろう

 6月13日、韓国・民主労総のハンサンギュン委員長に懲役8年が求刑されました。許すことのできない攻撃であると同時に、政府がいかに労働組合の闘いに恐怖しているかを示しています。民主労総は「ハンサンギュン委員長を奪還する道は、今一度民主労総と民衆が正しく闘争することだけだ」と宣言し、鉄道労組を先頭にゼネストへ進撃しています。民主労総を始め全世界の労働者と団結し、ゼネストと国際連帯で安倍を打倒する闘いとして参院選闘争に勝利しよう。
 「『この辺の人はみな、アベノミクスの恩恵なんかにあずかってないよ』。(大田区では)ほぼ2日に1軒のペースで工場が消えている」(6月12日付毎日新聞)。この怒りとひとつになり、安倍戦争政治を断ち切り、すべての人が人間らしく生きられる社会をつくろう。新しい労働者の政党をつくろう。
 1千万人の怒りと結びつく武器こそ機関紙『前進』です。印刷機2台体制を盤石なものとするためにも、さらなるカンパの集中をお願いします。
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