紹介 共産主義者189号 「労働の奪還」論うち立てた全国代表者会議報告を特集

週刊『前進』04頁(2757号02面05)(2016/06/20)


紹介
 共産主義者189号
 「労働の奪還」論うち立てた全国代表者会議報告を特集


 本号は、この間、闘いとられた2016年全国代表者会議の報告・特集号として刊行された。16年決戦の前半戦でかちとられた実践的教訓・実践的地平が凝縮されて1冊にまとめあげられている。巻頭の三つの報告と国際部報告、そして9本の各産別委員会報告は、革共同の第7回大会以来の白熱的死闘の中で闘いとられたゼネスト・革命へ向けた思想と路線の最高の結晶だ。同時に本号は、7月参議院選挙決戦勝利へ向けた全力の呼びかけになっている。
 冒頭の「労働の奪還論を武器に、プロレタリア革命へ進撃を」と題する第1報告は、この間、提起されている「労働の奪還」論を革命・ゼネスト論としてさらに前進させ、ひとつの到達点にまとめあげた。「労働の奪還」論が、資本からすべてを奪い返し、階級的共同性・人間的共同性をつくりだす根底的な革命論として打ち出され、マルクス主義を豊かに発展させている。
 第2報告は「戦後労働法制の歴史的転換攻撃との対決」だ。安倍政権の狙うもう一つの「改憲攻撃」としての労働法制大改悪の構造を全面的に暴いた。正社員ゼロ化という歴史的攻撃に直面し、党と労働者階級がいかにこれと立ち向かうかを路線的に訴えている。
 第3報告は「7月選挙決戦に勝利し、新しい労働者の政党をつくろう」と題する提起だ。参議院東京選挙区という、全党派がしのぎをけずる巨大な政治舞台で、〈革命〉を訴え強烈に登場する意志を明確にしている。さらに、〝新しい労働者の政党とは何か〟を「労働の奪還」論や『共産党宣言』の地平から分かりやすく、鮮明に提起している。
 「国際連帯を強化し、世界単一の革命党建設へ前進しよう」と題する革共同国際部報告は、国際連帯の前進と深まりを踏まえて、「新たなインターナショナル」創造への視点と展望を提起する。
 産別委員会報告として9本の路線論文を掲載。それぞれが個性・特色に満ち、いずれもが「労働の奪還」を産別的にとらえ、ゼネスト・革命の拠点を建設するという実践的信念にあふれている。
 巻末には『前進』春季特別号アピールも掲載した。今回は192㌻で1200円(本体)です。
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