鈴木たつお弁護士がコメント 1000万人の怒りが舛添を倒した ゼネストと革命の時代の幕開け

週刊『前進』04頁(2757号01面02)(2016/06/20)


鈴木たつお弁護士がコメント
 1000万人の怒りが舛添を倒した
 ゼネストと革命の時代の幕開け


 舛添東京都知事は、都民99%の怒りでついに打倒された。人民が勝利した! 石原自民党都連会長は「慚愧(ざんき)の念にたえない」、山口公明党代表は「推薦した立場として、忸怩(じくじ)たる思いだ」と言いつつ、舛添の税金流用とうそ八百の責任から逃れるのに必死だ。
 安倍政権の「進むも地獄、退くも地獄」(谷垣自民党幹事長)が加速している。アベは、まさに絶望的に改憲・朝鮮戦争参戦と労働法制大改悪に、その「地獄」の出口を求めてあがいている。だが、人民はそんな政治を断じて認めていない。
 支配する側が今までどおりでは存在できなくなり、分岐が生まれ、隠されていた腐敗が次々に明るみに引き出される。他方、人民の行動はますます広がり、労働者階級の団結と決起が勝敗のカギを握っている。舛添打倒は、激動の時代の幕を切って落とした。
 小泉政権時代の自民党改憲案をとりまとめたのが舛添である。その後自民党を離党・除名されたものの、その彼を自民党・公明党、そして民主党(民進党)の支持母体である「連合」が都知事に押し上げた。舛添の傲慢不遜(ごうまんふそん)の根はここにある。この舛添・自民党・公明党と「フクシマ切り捨てのオリンピック反対」を掲げて対決したのが弁護士鈴木たつおであった。
 資本主義体制の政治の目的は、大銀行・大企業の利益の保証にある。「世界で最も企業が活動しやすい国」を掲げ、法人税の大幅引き下げ(36%→29%)と消費増税を繰り返すアベ政治は、その一例に過ぎない。
 この「1%の政治」のために、彼らは政治家を、官僚を、そして学者どもを、「買収」し続ける。「カネまみれ。セコイ」習性は、その結果だ。政治資金規正法を見よ。ヤメ検は「不適切だが違法性はない」と言い放っているではないか。
 人民をなめきったこの腐敗政治は、「1%」が「99%」を支配するこの社会のあり方の根本に発している。「資本主義の枠内の改革」(民進・共産合意)で断ち切れるものでは絶対にない。新しい労働者の政党をつくり、社会の仕組みを革命しよう。
(6月15日、鈴木たつおとともに歩む会ホームページより抜粋)
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