団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(2753号04面04)(2016/06/06)


団結ひろば 投稿コーナー

徳島の国鉄交流会で動労千葉の教訓学ぶ
 徳島医療福祉労組 原祥吾

 5月24日、国鉄闘争全国運動・徳島は、動労千葉の夏季物販のオルグで徳島に来ていた動労千葉OB会の永田雅章会長と交流会を持ちました。
 今回は、「労働の奪還論」とは何かと、「職場の労働者と団結するためには何が必要か」の2点を軸に討論しました。
 「労働の奪還論」について。「労働の過程や結果の責任を資本に明け渡さない」として仕事をしようとすると、職場は極限的に合理化されているから、責任を取ろうと思っても取れない。その環境下で労働の責任を取るということは、「働こう運動」になってしまうのではないかという意見も出ました。
 永田さんは、「資本に評価される働き方と、労働者に信頼される働き方は違う。労働者は私たちの働く姿を日々見ながら、それを理解している」と語りました。
 次に2点目の「職場の労働者との団結形成」について。職場の労働者に自分達の時代認識や路線を自信を持って言うにはどうしたらいいかということも、参加者から率直に出されました。
 これに対し永田さんは、「明るくオルグすること」と、「労働者に話しかけ、みんなで討論すること」という人間としての日常の団結の奪還だと、動労千葉の闘争の教訓を話してくれました。
 この集会には、星野文昭さんの面会に来ていた暁子さんも参加しました。国鉄闘争と星野闘争を両輪として、6・5国鉄集会への結集と、7月参院選勝利をかちとろうと全体で確認し、団結が深まった集会となりました。

弁護士鼎談は圧巻だ日々積み重ねが大事
 東京 村雨省吾

 『序局』最新号を手にして一気に読みました。今回の目玉は、なんと言っても闘う弁護士鼎談(ていだん)。高山俊吉さん、武内更一さん、森川文人さんの3人の弁護士による日弁連会長選挙の生き生きとした報告はまさに「圧巻」の一言。学生弾圧や治安立法との闘い、労働弁護などあらゆる闘いの場に登場する弁護士の活躍に頼もしさを感じます。
 いわゆる「リベラル」と言われる法曹界を「戦場」にする闘いは、弁護士ならではの領域の面白さと苦闘があるのだということが具体的に伝わってきます。会長選挙が終わっても、「常在戦場」という言葉で、日々の積み重ねが大事だと説く高山弁護士の言葉に一番共感しました。
 なお、『序局』発刊から編集委員を一貫して担われた、十亀弘史さんの報告と決意も掲載されています。
 〝獄中へ持ち行く本を買ひに来て分厚き本を選びてをりぬ〟
 この十亀さんの朝日新聞に掲載された短歌から、十亀さんの獄中闘争を闘う力強い決意と本に対する愛着や執念を感じます。書物や活字の中に込められた意志や想像力が獄壁をのりこえるエネルギーの一つなのだとあらためて実感しました。
 爆取の同志とともに闘う決意もこめて、『序局』を愛読しよう。

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