不当逮捕の同志 釈放しろ 「傷害事件」デッチあげ許すな
週刊『前進』02頁(2750号02面03)(2016/05/26)
不当逮捕の同志 釈放しろ
「傷害事件」デッチあげ許すな
全学連と革共同に対して、日帝・国家権力が許しがたいデッチあげ弾圧と極悪のデマキャンペーンに出てきた。
警視庁公安部は5月14日、沖縄で闘う全学連のA君を「傷害容疑」で不当逮捕し、16日には東京・江戸川区の前進社に暴力的な襲撃というべき不当捜索を強行した。その際にB同志を「有印私文書偽造・同行使」デッチあげで不当逮捕した。警察は今なお2人を勾留し続けている。断じて許されない。
A君の不当逮捕にかんする報道はデタラメの極みだ。マスコミ各社は警察発表をそのまま大々的に報道し反動的なキャンペーンを行った。だがその内容は自称「被害者」の「足の付け根を骨折させた」「両足を骨折」「骨盤を骨折」など各社バラバラであり、警察の発表がいかにデタラメでいい加減な大うそかを示している。「全治3カ月」の負傷をした男が5カ月後の今も「車いす生活」というあり得ない報道もある。本当に許せない!
真相は、昨年12月、全学連がJR立川駅前で改憲阻止・安倍打倒の街頭宣伝をしていたところ、泥酔した男がA君の前で自分から地面に倒れこみ、街頭宣伝を妨害し破壊するために、「暴行だ」「けがした」などと大騒ぎしたのである。この男が警察を呼びA君を逮捕させようとしたが、泥酔男の行為を目撃していた周囲の人びとからも抗議の声が上がり、警察はその場でA君を逮捕することができなかった。
ところが、日帝・国家権力はそれから5カ月もたってから、5・15沖縄闘争と伊勢志摩サミットの直前に「傷害事件」としてデッチあげて弾圧してきたのである。
こんなデッチあげにすがる以外にないほど、日帝・安倍政権の危機は深いのだ。資本家と政治の腐敗、戦争、貧困、生きられない社会への人びとの怒りが沸騰している。それゆえに、労働者人民の怒りの先頭で闘う全学連と革共同に弾圧をしかけてきているのだ。したがってこの弾圧は、戦争・改憲、安倍政権と闘うすべての労働者人民への弾圧そのものだ。絶対に許してはならない。
不当弾圧とデマキャンペーンを打ち破り、6~7月選挙決戦へ向けて労働者・学生は意気軒高に闘いぬいている。怒りを倍加させ、京都・広島でサミット粉砕、安倍・オバマの広島訪問粉砕デモに立とう。6・5国鉄闘争全国集会への大結集から6~7月選挙決戦の勝利へ突き進もう。完全黙秘・非転向で闘うA君、B同志と団結し、即時奪還しよう。