5・15沖縄 全島ゼネスト呼びかけ IJBS労組先頭に集会・デモ
週刊『前進』04頁(2749号01面02)(2016/05/23)
5・15沖縄
全島ゼネスト呼びかけ
IJBS労組先頭に集会・デモ
(写真 〝非正規撤廃・基地撤去〟掲げデモ【5月15日那覇市) 県民大会終了後、動労千葉、民主労総【写真中央】、IJBS労組を先頭に新都心公園から元気よくデモ)
「非正規職撤廃! 基地撤去! 韓国・民主労総と連帯して沖縄全島ゼネストへ進もう」(「復帰」44年5・15沖縄アピール)と呼びかけた5・14〜16沖縄闘争は、民主労総ソウル地域本部からチャンソクジュ首席副本部長とパクチャンスン政治委員長を迎え、沖縄での国際連帯の歴史的な1ページを開いた。(関連記事3面)
14日午後、強烈に照りつける太陽のもと5・15沖縄闘争が始まった。沖縄県庁前広場は組合旗や大学旗、のぼりを林立させた250人の労働者・学生で埋まり、沖縄労組交流センター主催のデモがかちとられた。新自由主義のどん詰まりの危機が戦争と貧困、総非正規職化をもたらしている。今こそ奪われた労働を労働組合の力で取り戻し、未来を切り開く時だ。
同日夕、沖縄青年会館で開かれた「復帰」44年5・14沖縄集会(実行委主催)は、「切迫する朝鮮侵略戦争を民主労総と団結して絶対に阻止する!」と高らかに宣言する場となった。
集会のメインゲストである民主労総は那覇空港の入国審査で伊勢志摩サミット警備を理由に3時間も拘束された。とんでもない暴挙だ。この弾圧に対し、即座に反撃、弁護士をはじめとする尽力で民主労総の集会参加をかちとった。同日朝の全学連の不当逮捕も含め、5・15沖縄闘争の爆発、とりわけゼネストを闘う民主労総との合流を日帝がいかに恐れているかが明らかとなった。
翌15日は県民大会に登場し、平和行進に参加した全国の労働者に「非正規職撤廃・基地撤去」と1面大見出しの『前進』を配布し、新国鉄署名を集めた。県民大会後には沖縄労組交流センター主催で元気よくデモ行進。
同日夕、日本IBM・ビジネスサービス労組(IJBS労組)支援共闘会議第3回総会、全国学生交流集会、「星野暁子さん講演会」などが那覇市内で開かれた。
16日は早朝からIJBS労組とともにうるま市IT事業支援センター門前で仲宗根光洋書記長の解雇撤回闘争を闘った。
チャンソクジュ首席副本部長は「現場の闘いこそが大事。民主労総も小さな現場の闘いを積み重ね、ゼネストを闘う組織になった」と語り、パクチャンスン政治委員長はソウル地下鉄の運転士として解雇・復職の経験を語り、非正規職の青年労働者たちを「青年こそ未来だ」と抱きしめた。