２０１６年日誌　４月19日～25日
　40年超の原発、初の許可／衆参同日選を首相見送り

●日米韓次官協議、北朝鮮へ圧力一致　北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐり、外務省の斎木昭隆事務次官、韓国外交省のイムソンナム第１次官、米国務省のブリンケン副長官がソウルで会談し、３月に国連安全保障理事会で採択された制裁を着実に実施することで一致した。（19日）
●トリチウム除去困難　東京電力福島第一原発の汚染水対策で、除去が難しい放射性物質トリチウム（三重水素）について経済産業省の作業部会は、分離は困難とする評価をまとめた。五つの処分方法を検討した結果、水で薄めて海に放出する方法が最も短期間で安く処分できると評価した。（19日）
●伊方原発３号機、許認可審査終了　原子力規制委員会は四国電力伊方原発（愛媛県伊方町）３号機の運転や事故時の対応手順を定めた「保安規定」を認可。再稼働の前提となる許認可の審査が終了した。（19日）
●ＴＰＰ、今国会は断念　政府・与党は衆院特別委員会で審議中のＴＰＰ（環太平洋経済連携協定）の承認案と関連法案について、今国会での成立を断念した。（19日）
●40年超の原発、初の許可　原子力規制委員会は関西電力高浜原発（福井県高浜町）１、２号機が新規制基準を満たすと認める審査書を正式決定した。運転開始から40年を超えた老朽原発では初めて。（20日）
●三菱自、燃費不正62万台　三菱自動車は軽自動車の４車種で燃費試験のデータを不正に操作していたと発表。対象台数は62万５千台にのぼる。４車種の生産・販売は停止した。（20日）
●首相、真榊を奉納　安倍晋三首相は東京・九段の靖国神社で始まった春季例大祭に合わせ、供え物「真榊（まさかき）」を「内閣総理大臣　安倍晋三」名で私費で奉納した。（21日）
●橋桁落下、２人死亡　神戸市で延伸工事中の新名神高速道路の鋼鉄製橋桁（長さ約１２０㍍、重さ約１３５０㌧）が約15㍍下の国道に落下。橋桁の下敷きになるなどして男性作業員２人が死亡、８人が重軽傷。（22日）
●日米韓、原油の禁輸要求へ　日米韓３カ国は北朝鮮が５度目の核実験に踏み切った場合、国連安全保障理事会で原油の全面的な輸出禁止などを盛り込んだ制裁強化の決議をあらためて求める方針を固めた。（23日）
●北朝鮮、潜水艦ミサイル試射か　北朝鮮は日本海上で潜水艦発射弾道ミサイル（ＳＬＢＭ）とみられる飛翔（ひしょう）体１発を発射した。（23日）
●同日選、首相見送り　安倍首相は夏の参院選と衆院選を同時に行う衆参同日選を見送る意向を固めた。（24日）
●北海道で自民、野党統一候補破る　北海道５区の衆院補選で自民公認の新顔候補が無所属の野党統一候補を破り初当選した。京都３区では民進党公認の前職がおおさか維新の新顔らを抑え当選した。（24日）
●米、シリアに特殊部隊２５０人増派へ　オバマ米大統領は訪問先のドイツで演説、「イスラム国」掃討作戦強化のため、シリアへ特殊部隊約２５０人を増派すると明らかにした。（25日）