紹介 共産主義者188号 7月選挙決戦へ総決起訴え 中東情勢論やTPP批判も
紹介
共産主義者188号
7月選挙決戦へ総決起訴え
中東情勢論やTPP批判も
本号は7月に迫る参議院選挙決戦への総決起を訴える特集号となっている。
巻頭は、4月3日に開催された「7月選挙戦勝利へ!総決起集会」での高原洋三同志による基調報告と革共同国際部による特別報告。
基調報告は1〜3月決戦での大前進を総括し、7月選挙決戦を闘う上での核心点をより深めて訴えている。
特別報告「韓国・民主労総と連帯し、革命的主流派への大飛躍を」は日本の労働者人民が韓国・民主労総から学ぶべきことを提起している。
村雨省吾同志の論文「戦争・改憲と雇用破壊の安倍を倒せ!」は安倍の戦争・改憲と労働法制大改悪との闘いを訴えている。いわゆる「2018年問題」がもたらす大激動、緊急事態条項新設による改憲攻撃をわかりやすく暴露。開始された2千万非正規労働者をめぐる階級決戦への檄(げき)となっている。
丹沢望論文は、シリア戦争の帝国主義と大国の資源略奪戦、世界再分割戦としての本質、第1次世界大戦以来の帝国主義の中東支配の大崩壊を明らかにするとともに、新自由主義のもとでの中東における巨万のプロレタリアートの登場を活写している。15年11月労働者集会で連帯を深めたトルコを始めとする中東労働者の闘いの世界的な位置をつかむためぜひ読んでほしい。
国木田亨同志の論文「墨塗りTPPの本質を暴く」は、現在、国会で審議が中断しているTPP関連法案と根本的に対決する力作だ。日米帝国主義の利害をむき出しにしたTPPは、帝国主義間・大国間の争闘戦のみならず階級対立をさらに激化させる。TPPとの闘いが世界の労働者民衆の喫緊の課題であり、世界革命の課題であることがよくわかる。
林佐和子同志の「総非正規化の労働法制と社会保障解体」、大島光同志の「戦時型治安弾圧を粉砕する完黙・非転向の闘い」の2論文も重要だ。
本号のすべての論文がこの間の激闘の中でつかみとった地平の理論的な凝縮であり、7月選挙決戦への政治的理論的武装を強めるために必ず役立つ。
全国の皆さんが大いに活用されるよう呼びかけます。