第17期党学校で

週刊『前進』04頁(2741号04面05)(2016/04/18)


第17期党学校で


 第17期党学校が開講した。第1回は「戦争か革命か―大恐慌下、1930年代階級闘争の教訓」。受講生の感想を紹介します。(編集局)

米工場占拠闘争から職場闘争の意義を確信した
 学生

 大恐慌下で戦争前夜である30年代の世界の労働者の闘いは本当に現在と符合する点が多いという印象を受けました。今日フランス、アメリカ、韓国、中国で闘われている労働者の闘いは、まるでその再現ですね。ブルジョア政党が「国家の防衛」を掲げて登場し「立憲主義」に基づいて支配を強める構造も、労働者が生きられない状況に追い込まれていることも。
 労働者が膨大な数で立ち上がる→職場での戦闘的な実力闘争→でも革命に行きつかない→スタと対決し切れなかった(原則を守れなかった)、独自の勢力を建設できなかった(現場の決起を信頼し切れなかった)党の指導の問題だ、という結論と思います。ざっくりそうだとは思いますが、もう少し深められればと思います。
 今回、はっと思ったのは、あらためて職場での実力闘争の威力です。アメリカの工場占拠闘争、座り込み闘争の項で、講師のまとめで、ブルジョアには工場・職場を破壊できないというジレンマ、防衛力という面でも、職場で闘うことに意義があったんですね!
 ここから理論学習の開始です。年間を通して、自分の基盤を強くしていきたいと思います。

労働者の階級的団結つくる闘いの重要性を学ぶ
 民間女性労働者

 30年代の情勢の中で労働者がいかに闘い、敗れたかを考えることの重要性は、ロシア革命、大恐慌、ナチス台頭という歴史を背景にしていることに加えて、現在がまさに当時と同じ大戦争に向かう情勢であることでさらに鮮明になっていると思いました。
 講義の中で、ドイツの労働者が共産党によってつぶされていった結果、ナチスの台頭を許し、また国際的には労働者の階級的団結を軸とした党の建設から逃げない指導部が不在だったことが戦争に続いたのだと知りました。一人ひとりの労働者が階級を意識せず、社会の主人公は自分たちだと確信を持てないことは、世の中に対してみずからの責任を放棄することなのだと感じました。
 これから地域で運動をつくっていく時、闘争行動をする時、常に、労働者階級とは何であるか、今の行動が労働者の団結を生み出し、強化する方向を意識して行われているのか、自分の頭でちゃんと考え、分析して成長できるように党学校でしっかり学びたい。
 いつまでも現場労働者であり続け、現場に足をつけた活動をしていこうと思います。

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