団結ひろば 投稿コーナー
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みんなが「完全黙秘」で団結できる運動を
群馬 清水彰二
4月2日の救援連絡センター第12回定期総会に参加した。昨年5月に群馬でも反原発運動の中心にいた2人の仲間が詐欺罪をデッチあげられ逮捕された。障害者就労支援事業所「オープンスペース街(まち)」への弾圧と同じように、2人が完全黙秘・非転向の原則を貫いて闘うと同時に、大衆的な反撃の力で不起訴奪還した。
総会で印象に残ったのは、昨秋の戦争法をめぐる国会前闘争で逮捕された若者たちのパネルディスカッションでの話だ。
初逮捕の男性が、弁護士選任で「救援連絡センターの指定する弁護士」と伝えたにもかかわらず、「主催者(総がかり行動)から派遣された」という弁護士が接見し、男性が「完全黙秘するんですよね」と確認したら、「いや、しゃべって出てきてください」と指示したという。翌日、救援連絡センターの弁護士が接見して、立て直したが、調書を取られてしまったと悔しがっていた。
反弾圧闘争を権力との闘いとして位置づけ、原則的に闘うあり方が破壊されようとしている。完全黙秘・非転向という原則をしっかり再確認することが必要だ。
「取り調べ拒否」ということがここに来て持ち出されているが、パネルディスカッションで聞いた報告からも、完全黙秘・非転向を相対化するきわめて危険なもので、実践的には毒でしかないと感じた。
「非転向」は「完全黙秘」の中に貫かれるものであり、「完全黙秘」「救援連絡センターの指定する弁護士」をすべての人が実践できる運動をつくり出さなければいけないと思う。
絵画展で星野闘争が労働組合の中に浸透
湘北合同労組 A
4月1日〜3日、相模原市市民ギャラリーで「さがみはら星野文昭絵画展」を開催しました。労働者・市民300人が参加し大成功しました。 開催は、実行委員会形式で湘北合同労組と婦人民主クラブ全国協議会の地元支部が担いました。昨年12月に実行委員会を立ち上げ、全力で取り組みました。会場確保、チラシやポスター作り、チラシの配布やお願い、当日の会場づくりや役割分担など、すべてを実行委で検討・確認しました。
星野文昭さん・暁子さんの存在と闘いに触れてもらうことを前提にして、地域の労働組合が星野闘争に取り組むように活動していくことを目標に、合同労組の仲間の組合に入って話しかけ、地域の労組回りをしていきました。そのかいもあり、A労組などでは絵画展のことが話題となり、星野闘争が労働者の中に入っていくのを実感しました。
開催期間中、スタッフが参加者に絵と星野闘争について丁寧な説明をしていると、相手の顔色が変わり、2時間近くも絵やDVDを見て署名やアンケートに応えてくれました。参加者が会場に入った瞬間から星野闘争が始まっているということです。
労組員の参加は少なかったものの、取り組みの経過と内容から星野闘争と労働運動が一体化できたと確信しました。今後は他労組を実行委員会メンバーに獲得したい。星野さんを取り戻す闘いと労働組合をよみがえらせる闘いは一体です。ともに闘おう!
点検飛行で6人死亡自衛官は共に闘おう
群馬 吾妻重藤
4月6日、海上自衛隊鹿屋(かのや)航空基地(鹿児島県)を飛び立った航空自衛隊入間(いるま)航空基地(埼玉県)飛行点検隊所属のU125機が、基地の北約10㌔付近で墜落、乗員6人全員が死亡しました。
鹿屋基地はP3C対潜哨戒機20機が配備されている第一航空隊の本拠地です。基地が面する錦江湾は真珠湾攻撃の訓練地でした。ここでは昨年2月12日にも同基地所属のヘリが墜落し、自衛官3人が死亡しました。
その事故の3カ月後に防衛省の課長が鹿屋市を訪れ、鹿屋基地内に米軍のKC130空中給油機とオスプレイの訓練場を設けることを伝えました。これらの米軍機は朝鮮半島や中国への侵略戦争に不可欠です。
事故後、「当該機は航空保安無線施設の点検のため、鹿屋基地周辺を低高度で周回し、受信状況をチェックしていた」と報道されました。視界の効かない日に点検飛行し、雲で覆われた千㍍級の山地を高度880㍍でなめるように点検飛行し山腹に激突したのです。
この事故は、3月から実施されている米韓合同軍事演習との関連で点検飛行を強行した結果起きたものと考えられます。
昨年5月の国会で安倍は、安保戦争法での自衛官の戦死は当然とばかりに「自衛官は1800人も殉職している」と発言しました。朝鮮侵略戦争切迫情勢下で自衛隊機の訓練や出動、事故、死者が増えるのは必至です。
また公表されているだけで、この13年間で1千人超の自衛官が自ら命を絶っています。「たちかぜ事件」のように、いじめで殺された若い自衛官も多数います。こういう中で立ち上がったイラク派兵兵士の池田頼将・元3等空曹の決起は決定的です。闘わないと殺される。今こそ立とう。
今春闘での動労総連合や合同労組、日機などのストライキや街頭宣伝を自衛隊・米軍の兵士と家族はみな見ています。ストと街宣は怒る兵士と家族を励ましています。「一緒に闘おう」と呼びかけていきましょう。