第8回全国機関紙担当者会議・基調報告 闘う労働者の新聞『前進』で1000万人と結びつこう 革命的共産主義者同盟書記長 天田三紀夫
第8回全国機関紙担当者会議・基調報告
闘う労働者の新聞『前進』で1000万人と結びつこう
革命的共産主義者同盟書記長 天田三紀夫
3月末、第8回全国機関紙担当者会議が開かれた。革共同の天田三紀夫書記長による基調報告と討論のまとめを掲載します。4〜7月国鉄・選挙決戦を階級決戦として闘い、1万人読者網と労働者指導部建設でゼネストへ進もう。(編集局)
朝鮮戦争突入情勢下で3月決戦に大勝利した
まず強調点を先に提起した上で、本題に入っていきたい。
3月決戦の勝利はものすごく大きい。全学連6同志の奪還をどう総括するか。戦争突入前夜の「威力業務妨害」「営業権」を振りかざした大攻撃に対して、どう勝利してきたのか。
なんと言っても、獄中の6同志の完全黙秘・非転向の闘い。もう一つは中央―関西―全国が一体となって総決起をかちとった。党全体が6同志を奪還するために打って一丸となって決起した。弁護士の決起があった。
拠点化が進んだ。熊野寮生と京都大学細胞との路線的な一致が進んだ。ある日突然、京大生の決起がかちとられたわけではない。連日の意志一致だ。全国から熊野寮に差し入れがものすごい勢いで届き、「中核派はすごい」と、みんな感動的に受け止めた。
激励行動やデモ、署名活動が非常に華々しく闘いぬかれたけれども、その前提には必死の体制づくりがあった。そういう中で、京大学生運動にすべてを還流させ、京大細胞建設の前進があって初めて、京大生の決起がかちとられた。
新就業規則の4月実施阻む
国鉄決戦において、動労千葉がCTS(千葉鉄道サービス)の就業規則改悪の4月1日実施を阻止した。国鉄決戦が絵に描いたように進んでいる。動労千葉や動労水戸の闘い、動労総連合の闘いがあり、他方においてJRの安全の崩壊の問題、籠原駅火災の問題、北海道問題がある。
3月21日の動労水戸支援共闘結成1周年集会で、東京の吉野元久さんが動労総連合・東京を結成する決意を述べた。ついに動労総連合・東京建設が指呼の間に入った。
反原発闘争においては、3・11郡山闘争の切り開いた地平がある。反原発闘争が被曝労働拒否闘争という形で発展してきたことが重要だ。舞鶴、愛媛での自治体労働者の被曝労働拒否闘争、その前段には川内(せんだい)原発再稼働阻止の闘争があった。東京で、高線量地区である江戸川を中心として被曝労働拒否闘争をなんとしても切り開く。
星野新聞が発刊された。第5号には、平塚の絵画展開催の報告が掲載され、「必ず取り戻します」と書いてくれた。新しい情勢を切り開いている。
沖縄闘争では、沖縄の労働者階級の怒りの中で、安倍政権が一時的な休戦に追い込まれた。今の休戦は、朝鮮戦争突入という情勢の中で、「必ず辺野古新基地を建設する」という日帝の意志の表れだ。われわれは沖縄における労働運動の前進をかちとって、必死になって闘っている。
三里塚闘争も、軍事空港粉砕、第3滑走路粉砕を訴えて、周辺住民の組織化を進めている。反対同盟を支える全国農民会議が結成され、その全国的な闘いということを含めて組織的に前進している。
日弁連会長選で高山俊吉弁護士が5千票を獲得した地平の大きさを確認したい。日本革命を展望した場合に、われわれは独特な前進を遂げている。日帝中枢との関係で、弁護士戦線を拠点にできる。司法の問題でも、非常に独特な発展を日本の階級闘争は遂げている。70年安保・沖縄闘争の爆発が優秀な人たちをすべて、権力の側から労働者階級の側に獲得してきた。
全戦線の決起ということでは、全国水平同盟の西郡支部と八尾北、高槻植木団地、崇仁(すうじん)の闘いがある。さらに婦人民主クラブ全国協議会が沖縄支部と北海道支部を結成した。これはものすごく大きい。
『前進』週2回刊かちとった
最大の挑戦は、印刷所建設と機関紙『前進』の週2回化だ。
昨年の準備段階からの闘いがあるが、各地区の機関紙担当者の新たな確立の意義は非常に大きい。週2回出ると担当者1人では足りない。配布体制を複数人にしていくことを含めて新たな闘いが始まった。完読運動が本格化した。機関紙が日常の党活動になった。機関紙が日常的に読者と結びつくことで党建設は前進する。労働者同志が、資本との闘いの武器として『前進』の活用を開始した。『前進』に投稿することを通して、絶対反対派として階級的団結を形成する闘いを始めた。さらに各地方委員会が継続的な機関紙担当者会議を開催している。総じて、本格的な機関紙拡大への基礎を築いている。
労働法制改悪と改憲の激化
今日の情勢をめぐる最大の問題は、朝鮮戦争突入情勢だ。いつ戦争が起こるかわからないという大変な情勢だ。
安倍政権自体が完全に崩壊過程に突入している。日本のマイナス金利政策の破産も含めて、アベノミクスの完全な崩壊が進行している。
容易ならざる時代が到来している。安倍政権はその危機を、労働法制改悪と、改憲攻撃という形で、緊急事態条項の新設を含めて突破しようとしている。
それに対して、われわれは「大変だ、大変だ」ということではない。国鉄決戦―動労総連合の全国的建設と学生運動の爆発、この二つをもって反撃していく。
国際連帯闘争の画期的前進
もう一つ重要なのは国際連帯の闘いだ。これは、戦争突入前夜の新たなインターナショナル建設の闘いだ。自信を持って、新たなインターナショナル建設の闘いを目的意識的に進めていく。
韓国・民主労総の闘いの新しい情勢は、スターリン主義と決別した労働者党建設が動き出しているということだ。労働運動に根を張り、労働運動の指導部が党をつくっていく過程に入っている。
7月選挙闘争へ全力疾走を
7月の選挙闘争を、階級的労働運動を全面的に発展させ、労働運動の地図を塗り替えるために闘っていく。
労働運動における推薦人集めや、弁護士・医師の推薦人集めに挑戦する。今度、NAZEN福島からのアピールが出された。反原発戦線を全部組織する。学者・文化人・宗教者、団体・個人の獲得にも挑戦する。「日の丸・君が代」反対闘争を闘う教育労働者のOBに挑戦する。なんとしても一つの産別でぶち抜きたい。
国鉄闘争全国運動6・5集会の成功をかちとった上で、7月選挙闘争に全力疾走していこう。
日本共産党との決戦だ。京大弾圧に対して、日本共産党の京都府委員長が〝弾圧されて当然だ〟などと、とんでもない暴言をはいた。そこまで追い詰めている。全力で闘っていこう。
国鉄決戦が生み出した「労働の奪還」論の意義
きょう提起したいことは、路線的な飛躍点ということだ。「労働の奪還」論について、路線的な飛躍点としてはっきりさせていきたい。
「労働の奪還」論は、いろいろな同志が苦闘して提起した。動労千葉の反合理化・運転保安闘争路線、船橋事故をめぐる闘い、動労水戸の原職復帰闘争、被曝労働拒否闘争などを闘いぬく中で、それを路線として高めた。安全問題を闘う中で、階級的な誇りを取り戻し、団結して闘うことをはっきりさせた。
人間労働の現実について、マルクスが『資本論』で提起したいくつかのことがあるけれども、「労働力の商品化」にとどまってはいけない。「疎外された労働論」として理解していた段階から、人間労働を「労働過程論」から主体的に論じていくことで、主体的な位置づけに挑戦しなければいけない。
人間労働の本来的な課題
「労働過程論」として考えた時に、人間労働の本来的課題をはっきりさせる。それは、人間的な協同性であり、あるいは「資本主義に対抗する」労働者階級の主体的な決起を問題にするという構造になる。
「労働の奪還」論は、新自由主義と闘う武器となる。他方で、体制内労働運動とは完全に激突になる。新自由主義は、団結を認めず、階級性を解体して、闘う労働運動を破壊する。
宇野弘蔵が提起した問題を考えてみると、そこに非常に不十分なものがあった。戦後主体性論争において、戦後の哲学者や経済学者は、なぜ戦前・戦中に戦争に協力したのかを問題にした。これを掘り起こしていくということが、われわれが階級的労働運動の理論的な基礎を築いていくことになっていく。
人間のすべて獲得する階級
ヘーゲルは、プロイセンとの闘いを含めて1789年のフランス革命を経験したが、1848年のドイツ革命を経験しないで逝った。
ヘーゲルの活動を一言でどう総括するか。自然や歴史、精神の全世界を、不断の運動、変化、発展の過程としてとらえた、ものすごい巨大な試みだった。しかしそれは、その物質的基盤から切断された精神世界、あるいは哲学の体系として、結局は、巨大な観念論の体系になってしまった。
ヘーゲルを突破したマルクスやレーニンの闘いをきちんと考えていく。マルクスはヘーゲル批判をとおして何に到達したのか。「この解放(人間の解放)の頭脳は哲学であり、その心臓はプロレタリアートである」(『ヘーゲル法哲学批判序説』)ということである。さらに「哲学者たちは世界をさまざまに解釈してきたにすぎない。だが大切なのは、世界を変革することである」(『フォイエルバッハ・テーゼ』)ということである。宗教批判と階級闘争の現実的な発展の中から、人間のすべてを喪失し、それゆえ人間のすべてを獲得する階級としてプロレタリアートという存在をつかんでいった。
さらにレーニンは『唯物論と経験批判論』に続いて、ヘーゲルを読み『哲学ノート』を執筆して、「哲学(唯物論と弁証法)は闘いの武器だ」という点で総括し闘っていった。
ヘーゲル―マルクス―レーニンということも、時代的にはっきりさせていく。実践的にはその立場に立って、プロレタリア世界革命論として貫徹する。
1962年の革共同第3回全国委員会総会から70年闘争を切り開いた反戦派労働運動は、労働者とは何か、労働者階級とは何かということをまじめに問題にした。その闘いは始まったけれども、労働運動を発展させるため、カクマル反革命との闘いに20年間、全力投入した。3全総から70年闘争で挑戦したことが、動労千葉労働運動という形で継承された。
「労働の奪還」論というのは、一言で言うと、労働者階級の自己解放的な決起だ。それをつかんだ。
「労働の奪還」論、自己解放的な決起を、われわれが自覚するということは、全階級を獲得する道になる。全世界を獲得するための闘いである。
地区党の変革に次ぐ変革へ
プロレタリア世界革命の勝利へ向けた地区党を建設するという課題をめぐって、この間、路線的な前進がかちとられている。組織問題にネガにならない。組織問題は路線問題であり、これを路線問題として正しく解決する。
絶対反対論と階級的団結論の実践である。実践があるから、組織問題が起きる。2006年の「党の革命」の時もそうだったが、プロレタリア革命というのは階級の大地で検証される。
われわれ全体の変革に次ぐ変革を恐れない。変革が不十分であれば、それをきちんと変革していく。あっけらかんと変革していく。そういう力強い作風を持たなければならない。
突破しなければいけないことは何か。障害者解放闘争、あるいは東京では部落解放闘争、狭山闘争をどう進めていくか。女性解放闘争をどう進めていくか。
すべての戦線の課題を地区党の正面課題として闘うことをはっきりさせる。その最先端で闘っているのは、職場であり、戦線だ。
新自由主義的帝国主義の破壊性という問題。さらに新自由主義は、地域的な紐帯(ちゅうたい)を徹底的に破壊して、階級的な団結を崩壊させる。
新自由主義攻撃の全テーマと闘うことで、地区党は建設される。地区党の変革をもたらす。絶対にめげない。それを路線的にとらえ、新自由主義攻撃との関係で整理していく。
ゼネスト・革命を担う労働者階級の指導部を建設していく。地区党と労働者細胞が、変革に次ぐ変革をとおして問題解決へと接近する。
「労働の奪還」論と地区党建設論について、自覚的に整理していくことをもって、機関紙拡大闘争に全力で進んでいこう。
機関紙の圧倒的拡大で労組拠点つくり出そう
(一)戦略的・計画的に闘うことの重要性
革命運動というのは、先制的に闘うことだ。あるいは戦略的に計画的に闘うことだ。構想力をもっとはっきりさせて闘いぬいていく。例えば、被曝労働拒否闘争が舞鶴・愛媛にまで発展したということは、多くの同志の努力があるけれども、それと一体の構想力の問題だ。
そういう中で、100万人―1千万人と結びつくような高揚と爆発を、絶対反対・階級的団結で固める。労働者階級の怒りと一体化するということが、党全体の変革と飛躍の基礎的な土台である。
最先端の労働者人民が動き出しているが、しかしまだ全体が動いているわけではない。それを100万人―1千万人に発展させていくにはどうしたらいいのか。最先端の闘いと、全体の結合に確信を持つことだ。
われわれは、それをどこで突破していくか。拠点建設を目的意識的に闘う。具体的には、動労千葉は最大の組織拡大決戦を迎えている。
全学連は4月の新歓集会を成功させて次に向かっていく。地区党は地区の中心にソビエトの中軸たる労働組合権力をかちとることである。全戦線が拠点建設へ挑戦する。
そういうことを含めて、新自由主義攻撃に一歩も引かない。絶対反対論と階級的団結論の路線を死活的に貫いて闘いぬいていく。
(二)『前進』週2回刊と印刷所建設の意義
『前進』の週2回発刊を徹底的に生かす。この3カ月間で一番大きいのは、『前進』が生活の一部になったことだ。全同志がそう実感している。6ページ号が4ページ号と2ページ号になり、生活のリズムになると全部読むようになる。新しい完読運動が始まっている。複数の機関紙担当者体制の構築と迅速な配布体制の確立も始まっている。
「党と労働組合」の一体的建設の実践的勝利は、この闘いの中にある。「言うは易し、行うは難し」ですけれども、これがゼネスト・革命への道だ。全力で闘っていこう。
(三)機関紙の拡大はどうしたら可能か
機関紙拡大闘争が爆発的に進まないのは、路線的な一致をめぐる問題だ。完読運動が前進し、機関紙活動が日常活動になり、配布者集団の建設が開始された。印刷所建設を通して宣伝・扇動戦が爆発的に前進する条件ができた。しかし、実際の機関紙拡大闘争のこの半年間の教訓は、そう単純ではない。
しかし、機関紙拡大は可能だ。職場での自己解放的な決起がなかったら進まない。自分の機関紙だという自覚がなかったら、拡大する気にもならない。職場での自己解放的な決起と、機関紙拡大闘争は一体だ。
もっと言えば、職場で資本と闘うことが機関紙拡大闘争の基礎になる。もう一つは、きちんとしたフラクションをつくることだ。一人の同志の力を基礎に、読者会の力、フラクションの力があれば、拡大闘争が前進する。「誰と誰と誰に読ませたいか」と聞いてみたら、いろいろ名前が出てくる。自分たちが組織者になっていく。読者会の人たちが組織者になるという転換が始まる。
(四)機関紙拡大闘争と財政闘争
機関紙拡大が財政闘争の基礎である。「いつ分担金制度は終わるのか」という質問があったが、1万人読者網を建設したらなくなる。考え方で一致することが重要である。
実践的には、地区財政からの持ち出しをゼロにする。機関紙担当者は決定的な位置を持っている。レーニンが言っているように、「新聞は、集団的宣伝者および集団的扇動者であるだけなく、集団的組織者である」という組織者という問題について、光を当てていくということが重要だと思う。
討論のまとめ
階級の指導部を建設しよう
革共同50年の闘いと総括に確信をもって、全党・全指導部のプロレタリア革命運動の構想力を豊かに発展させる。初めて会う人に『現代革命への挑戦/革命的共産主義運動の50年』を渡す。『前進』で路線的にオルグしていく。
われわれの革命運動は、労働者指導部づくりだ。階級の指導部、労働者指導部の建設に成功することに、プロレタリア革命運動の一切が凝縮されている。常任は労働者階級の立場に立って闘っているわけだから、革命運動は、労働者指導部がどれだけできるかどうかにかかっている。ストライキを考えてみても、労働者指導部がどれだけいるか、労働者細胞がどれだけあるかで決まる。
プロレタリア革命運動というのは、イデオロギー闘争を圧倒的に前進させるすさまじい党派闘争だ。われわれは、反帝国主義・反スターリン主義プロレタリア世界革命に一切をかけて、党派闘争に勝利する。それは今日的に言うと「戦争絶対反対!」だ。
組織問題の討論が開始されたことは、重要であった。党全体がぶつかっている問題は何か。それは路線的な一致をめぐる問題だ。あるいは本格的な地区党をつくる課題だ。その論議を、なるべく早く、しっかりした解決に進めていかなければいけない。
われわれが自己変革し、地区党が変革していくことは、いいことであって、ネガな問題ではまったくない。
例えば、女性の現実の問題、婦民全国協をどう組織化するか、狭山闘争の現実の問題、障害者解放闘争をどう闘うか、そういうことを含めて、地区党が全戦線の課題を担っていくという立場に立たない限り、絶対ダメだ。それと離れた機関紙担当者会議ではあまりにももったいない。
動労総連合・東京の建設の決断は何かというと、やはりCTSの労働者の問題だ。非正規職の労働者と連帯し内在化するということがない労働運動は体制内労働運動になってしまう。そういう一つひとつの決断がある。今日の党が変革できない党だったら、それは階級闘争全体の主流派にはなれない。
職場拠点建設で戦争と対決
二つ目の問題は、戦争突入前夜情勢に対してどう闘っていくのかということだ。拠点建設だ。動労総連合、動労千葉・動労水戸、あるいは学生運動。永続的に職場から闘いぬけるような拠点をつくっていくことに執念を燃やしていく。みんな動き出している。戦争突入前夜の危機感や怒り、労働運動に対する絶望、それを希望に変えるために闘いぬく。
印刷工場建設は最終段階だ。さらなる特別資金カンパ闘争への決起が求められている。
8回の機関紙担当者会議にいたる過程で、紙面改革の問題はあるけれど、とにかく基礎的な作業は終わった。
1万人読者網とフラク建設
100万人―1千万人と結びつくということは結局、『前進』を読んだ人と討論するということだ。そのために1万人読者網を建設して、『前進』を読んでいる人をどれだけつくるか。
もう一つは、フラクションの問題だ。みんな勤務形態がバラバラにされている今、一堂に会することはなかなか難しい。月に1回とか2カ月に1回、『前進』読者会にみんなを集めて開催するということは、計画性がないとできない。2カ月先、3カ月先、半年先のことを考えてやっていく。
動労千葉・動労水戸の存在と闘いの上に、動労神奈川、動労総連合・新潟、動労福島、動労総連合・九州が結成された。さらに続いて北海道もできて、今度、東京ができる。それはJR資本にとって脅威だ。小なりといえども、圧倒的に支持されている。そこにもっと路線的に確信を持っていく必要がある。「『前進』の紙面で国鉄決戦しか書いていない」という批判があるが、国鉄決戦を書いていない『前進』は階級的力にならない。
われわれが今、なぜこれだけのことをできるかと言えば、動労千葉が勝利し、動労水戸があって、それで対カクマル戦に勝ったから、満展開できている。切り開いた地平の大きさを確信し、もっと大胆に闘おう。
6・5国鉄闘争全国集会を成功させて、7月選挙決戦に勝利して、11月労働者集会でなんとしても民主労総に胸を張って報告できるものをつくり出そう。