三多摩春闘集会 日機などがスト報告 7月選挙戦へ総決起誓う

週刊『前進』04頁(2741号02面02)(2016/04/18)


三多摩春闘集会
 日機などがスト報告
 7月選挙戦へ総決起誓う

(写真 職場拠点建設と7月選挙戦総決起へ向け団結ガンバロー【4月10日 八王子市】)

 4月10日、東京・八王子市内で「生きていける賃金よこせ!非正規職を撤廃しろ!ストライキで社会を変えよう!春闘集会」を開催し、40人の結集で成功をかちとった。
 主催者あいさつでは、日本機械工業労組の山口弘宣書記長が登壇。「戦争情勢に対してゼネストで闘おう。7月選挙戦を通じて、安倍と新自由主義を打倒するために新しい労働者の党をつくろう」と訴えた。
 スト報告の始めに、動労千葉の渡辺靖正共闘部長が立ち、「2波のストでCTSによる就業規則改悪を阻止した。CTSは従業員のダブルジョブを認めている。食っていけない賃金だと会社自身が認めている。冗談ではないという怒りが職場にある。どんな職場でも労働者の気持ちは同じ。ともに闘おう」と訴えた。
 続いて日本機械工業労組がスト攻防のDVDを上映し、「『賃金の構造維持分さえも払えない』という資本に対し、『生きさせろ』と労働者の怒りが爆発した。組合員全員が参加できる闘争にしたことが重要。日機のストは全世界の労働者と連帯する闘いだ」と報告。
 スト報告の最後に、全学連の斎藤郁真委員長が京大バリスト弾圧粉砕の勝利報告と選挙戦への決意を語り、「この半年で情勢をガラッと変えよう」と力強く訴えた。
 続いて福祉労働者が、入居者死亡事故で「犯人」にデッチあげられた広島の青年労働者の無罪要求署名を呼びかけた。郵政非正規ユニオンは「郵政の無期雇用転換の中身は、一生無権利のまま非正規でいろというものだ」と暴露。多摩連帯ユニオンからは、新たに組合加入して分会を立ち上げたタクシー労働者が「タクシー業界はむちゃくちゃな労働条件だ。組合の経験はないが全力で闘う」と決意を述べた。民間交運の労働者は「碓氷(うすい)バイパスでのバス事故は新自由主義が起こした事故。もうけ優先の社会を変えよう」と発言。全参加者が職場拠点建設と7月選挙戦への総決起を誓った。
(多摩連帯ユニオン・K)
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