団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(2739号04面05)(2016/04/11)


団結ひろば 投稿コーナー

県警の職質を許さず労組が謝罪求め抗議
 徳島医療福祉労組 H

 3月18日の徳島県警による不当な職務質問を私たち労組は絶対に許しません。私は帰宅途中、パトカーの警官2人に呼び止められました。任意であることを確認し応じなかったところ、深夜0時半から4時頃まで職質されました。
 すぐに労組で討議し、警官2人が所属する警察署へ謝罪を求めて申し入れに行きました。地元紙にも取り上げられ、職場に行くと、このことで持ちきりになっていました。
 この攻防で、労組員が「権力の不当な弾圧を許さない」とひとつに団結して闘うことができました。弾圧が団結させたのだと思います。
 私自身、警察権力と闘う中で「資本に対する恐れ」を突き破れました。昨年の安保国会決戦から16春闘の闘いを通して、職場が怒りを表明でき、労組や国鉄署名が話題になる「団結空間」をつくり出しています。
 朝鮮侵略戦争切迫下で、労働組合として警察権力の不当弾圧に抗議したことは、日本共産党を始めとした体制内勢力に引導を渡すものです。中には「素直に応じていればよかったのに」という連中もいます。しかし、「間違っていることを間違っている」と言うことは、闘う労働組合をよみがえらせる上で重要です。できるかできないかで判断しない。労働者の階級性に賭けた労働運動こそが戦争を止め、国際連帯のゼネストを実現できます。それは京大生を先頭にした反戦ストライキの闘いであり、獄中41年の星野文昭さんの非転向の闘いです。
 闘いはこれからです。動労総連合建設、7月選挙勝利へともに闘います。

職場の近くで絵画展仲間の団結が進んだ
 兵庫・自治体労働者 T

 3月16日と18日、神戸市東灘区の、職場からすぐの会館と最寄り駅近くの会館で星野絵画展を開催しました。職場の仲間も参加しました。「こんなことがあるなんて知らなかった」「素敵な絵ですね」というのは、大変な時間帯の朝、夕方だけの細切れ雇用の人たちの感想です。
 廃止、統合、民営化と非正規職化が進む公立保育所。「今いる非正規の先生を正規で雇うべき」と全職員に討議資料を配り話し合いを呼びかけましたが、反発があったり本音が出しにくい状況でした。
 そんな中で、星野絵画展を開催して、私たちの闘いが戦争反対、民営化と非正規職化絶対反対でつながっていることを知らせ、自分が働く地域で生活し働く人と話しあえる場所にしたかった。しかし、場所や日程をすぐに決められませんでした。多忙と確信が持てない中で、仲間とひとつずつ相談して実行することができました。仕事の合間をぬって、みんなでビラを配り、掲示できる場所を探しました。初めて出会った地域の方の協力や参加も得ました。
 自分の名前入りのビラを地域に入れるのはハードルが高いと思いました。しかし、仲間の青年が非正規職撤廃の闘いで声をあげたとたん首切りにあう痛みや怒りを共有し、団体交渉で正面から資本とぶつかる仲間の団結が進んだことに力を得ました。
 また、絵画展の開催中に、舞鶴の自治体労働者の原発再稼働絶対反対の闘い、京大のバリケードストライキに対する弾圧との闘いが一体となって進んでいることも感じ続けました。
 戦争は資本と国家の利益のためです。誰もが人間らしく生きられる社会を目指して「戦争絶対反対!」「生きさせろ!」の団結を拡大し、職場に闘う組合をつくりたい。

三里塚闘争50年の神髄見せた3・27デモ
 東京 高村宏信

 今年も3・27三里塚全国集会に参加した。会場は成田空港の建設とともにできた街、成田ニュータウンの中心に位置する赤坂公園。新聞でも「初めて住宅街で」などと注目された。闘争50年の歴史を記録した写真パネルを見ようと出かけてきた市民もいた。
 国家が国家暴力や裁判所をフルに動員して50年たっても、まだ完成していない国家事業なんてあるだろうか。これまでの市東孝雄さんや反対同盟、全国の支援の闘いは、安倍の戦争政治と真正面から対決して勝利してきていると自信をもって言える。
 集会で読み上げられた療養中の北原鉱治事務局長のメッセージ「反戦は三里塚の原点、安倍を許すな」には敬意を表す気持ちになった。三里塚戦士・獄中41年の星野文昭さんのメッセージ「資本の収奪のもとにある農民との労農同盟を今こそ発展させ、団結の力で権力を打倒しよう」にも強烈な連帯感が湧いた。
 さらに、動労千葉・田中康宏委員長が労働者を代表して、労農連帯を強め国鉄決戦に勝利する決意を述べた。
 そして、市東さんがあいさつ。「農地は私の命そのもの」「この農地で、死ぬまで人に役立つ農業を続けていく」という気概が伝わってきた。その市東さんに応えて結成された「市東さんの農地を守る会・江戸川」の旗も翻った。
 市内デモは多くの市民が見守る中で行われ、「成田ニュータウンの労働者も一緒に闘おう」と訴え、50年の闘争の神髄をみせつけた。この道をまい進していけば、必ず勝利すると確信した。

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