労働者階級の国際的団結で戦争を革命に転化しよう! 革命的共産主義者同盟国際部
労働者階級の国際的団結で戦争を革命に転化しよう!
革命的共産主義者同盟国際部
4月3日、7月選挙に向けた総決起集会が都内で開かれた。立候補を表明した鈴木たつお弁護士(参院選)、斎藤いくま全学連委員長(衆院選)とともに闘う労働者人民が結集し、必勝の決意を打ち固めた(3面に基調報告)。集会での革共同国際部の報告を紹介します。(編集局)
戦争情勢の中で、国際連帯闘争が非常に重大な段階に突入しています。
先日、ワシントンで朝鮮侵略戦争突入に向けた米日韓の戦争会議が開かれたその同じ日に、アメリカの闘う労働者が鉄道労働者と教育労働者を中心にシカゴに総結集して大規模な集会とデモ、ストライキに立ちました。この場に日本の動労千葉と韓国・民主労総、中国の闘う労働者が合流してともに闘いぬきました。
朝鮮半島で新たな世界戦争の火ぶたが切られようとしている。その時に日・韓・中・米という戦争当事国の労働者がこれに真っ向から立ちふさがる声を上げた。フランスやブラジルの労働者もその場に合流している。新たなインターナショナルの萌芽(ほうが)が打ち立てられつつあります。
特に、日韓連帯闘争が非常に重大な段階を迎えています。パククネ政権自身が今や北朝鮮転覆の戦争を完全に決断して踏み切った、これが韓国情勢を一変させています。「作戦計画5015」を全面的に発動するための米韓合同演習が行われ、北朝鮮の側もきわめて激しく反応しています。いつ戦争が勃発してもおかしくない情勢の中で、民主労総が今、真っ向から戦争絶対反対と民衆の生存権を掲げて立ち上がっている。国家をあげて戦争体制に突入しているその真っただ中で、労働組合が、政府の打倒を叫んで集会・デモをやりストライキをやっている。このこと自体がまさに内乱、革命情勢です。
問われているのは日本の労働者の闘いです。民主労総の同志たちは今、日本の労働者や学生が安倍政権にどう立ち向かおうとしているか、とりわけ動労千葉派の闘いの前進を祈るような気持ちで見守っています。「日本の労働者がみんな動労千葉のように立ち上がったら、これほど大きな援軍はない。そうしたら自分たちは完全に勝利できる」と。この期待に応えようではありませんか。
そのためには民主労総が昨年やったような闘いを、私たちが日本でのゼネスト闘争、民衆総決起闘争としてやり抜くことです。私たち一人ひとりがハンサンギュン委員長になって、仁王立ちして闘うことです。
昨年の民主労総のゼネスト闘争は大変な格闘を通して闘いとられたものです。最初は「ゼネストは必要だけど、今の力では無理だ」という声が非常に多かったそうです。それをハンサンギュン執行部は、自分自身の執念と格闘で根底からひっくり返してあの総決起を実現したのです。
ハンサンギュン委員長は第一に、「闘っても勝てないという敗北主義を自分の内側からたたき出そう」と呼びかけました。第二に、パククネの労働改悪攻撃はどこかで妥協したりすり抜けられるものではなく、本当に全労働者を殺す攻撃だと、「団結して闘ってパククネを倒すことだけが労働者の生きる道だ」と一言のあいまいさもなく全組合員に訴えました。
第三に、民主労総の団結をつくり出す中心に非正規職撤廃を据えた。正規職には非正規の気持ちは分からないという考え自体が、資本家階級によって労働者階級の中に持ち込まれたものだ。労働者階級は本来、自分のためだけでなく全労働者の解放のために必要なら命をもかけて闘うことのできる存在だ。非正規職撤廃とは分断によって奪われてきたこの階級性を奪い返す闘いだと言って、これをゼネスト組織化の中心に据えました。
第四に、ハンサンギュン執行部は民主労総の中で最左派の人たちです。ずっと少数左派だった人たちが初めて民主労総80万の執行部に押し上げられ、左翼反対派としてやってきたそれまでのあり方を完全に脱却し転換して、階級全体に責任をとる指導部への飛躍と屹立(きつりつ)をやり遂げた。そして本当に現場を組織し、組織し、組織して、あのゼネストをつくり出した。
そして民主労総の同志たちは今、本物の労働者階級の党を韓国につくり出そうとする闘いに踏み出しています。これは、「新しい労働者の党をつくろう」を掲げる私たちの7月選挙決戦とつながるものです。世界革命をやり抜く新たなインターナショナルと世界単一の党の建設をかけて、ともに闘いぬきましょう。