総連合・九州
　ＪＲ入社式で情宣
　〝２９１駅無人化反対、安全守れ〟

　４月１日、動労総連合・九州は、ＪＲ九州入社式へのビラまき・情宣活動を博多駅前で行い、羽廣憲委員長を先頭に訴えた（写真）。この闘いは２月24日組合結成後の第１波闘争であり、16春闘の一環である。
　駅前では、「ＪＲ九州は国鉄解雇者を職場に戻せ！」「２９１駅無人化反対！　鉄道の安全を守れ！」と訴えるビラとアピールが行われた。「私も国鉄労働者でした。今も闘っているのですか。最高裁に不当労働行為を認めさせたの？　それはすごい」とすすんで国鉄署名に応じる人、アピールに「私もそう思う。世の中は間違っている。安倍は許せない」と向こうから討論してくる人が何人も現れた。
　真新しい「国鉄九州動力車労働組合」の旗の前でマイクを握った羽廣委員長は、「昨年６月、最高裁は国鉄分割・民営化に伴う採用差別は不当労働行為であったと認めた。ＪＲ九州は私たち解雇者をＪＲに戻さなければならない」と力を込めて訴えた。
　さらに羽廣委員長は、「ＪＲ九州は、３月ダイヤ改正で２９１駅の無人化や九州新幹線の新玉名駅ホーム無人化をうちだした。これは鉄道の安全を投げ捨て、今秋の株上場に向かって外注化、非正規職化、ローカル線切り捨てを進める宣言だ」と弾劾し、「闘う労働組合がなければ安全は守れない。動労総連合・九州に結集してともに闘おう」と呼びかけた。
　支援に駆けつけた合同労組レーバーユニオン福岡やＮＡＺＥＮ福岡などの仲間も「国鉄解雇撤回、非正規職撤廃、労働法大改悪反対、戦争と改憲を許すな」と訴えた。
（動労総連合・九州）